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オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、バーコ(盛上げ)、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。
名刺、招待状、ステーショナリー、年賀状のカスタムプリンティング承ります。 ワークショップや、活版印刷機の時間貸しもしています。

大阪府公安委員会 第62113R030016号 株式会社大同印刷所

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 活版印刷ワークショップ in 大阪
 レギュラーワークショップは当面お休みします。
 
   
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2010年9月28日火曜日

印刷実験【特殊紙+活版1c+レインボー箔】&サンプルプレゼント

8種の特殊紙に、活版1c刷り+レインボー箔のテストをしてみました。
UV×Designでお馴染みの銘柄もありますが、活版との相性も良かったです。

ファーストヴィンテージ オーク〈172〉
色や厚さのバリエーションが多くて使いやすい、素朴な風合いのカラークラフトです。
小さな不均一のエンボスが両面に入っています。控えめなエンボスなので使いやすいと思います。
柔らかな雰囲気が魅力です。「コットン」は色名で、コットンは含まれていません。
エンボスとは異なる凹凸のあるラフな紙肌が魅力です。
フロッキー加工されたネーミング通りの質感です。この手触りは癖になります。
 空押しとの組み合わせもgoodです。(空押しはサンプルに含まれません)
 
ハーフエアと似ていますが、ネーミング通りふわっとした雰囲気が魅力です。
厚みと腰があるカード紙です。
黄金のイメージの高級感が魅力です。箔とも合いますね。
使いこなしは難しそうですが、チャレンジし甲斐がありますね。
ご応募の受付は終了しました。
当選者の皆様には近日中に発送します。
お楽しみに。(2010/10/6)

今回、印刷実験したサンプルを抽選で10名の方にプレゼントします。
「特殊紙+活版印刷+レインボー箔」を是非手にとってご覧下さい。


※下記の応募フォームよりご応募ください。
※応募の締め切りは、10月5日(火)です。
※当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。

株式会社大同印刷所 なにわ活版研究所
〒531-0076 大阪市北区大淀中3丁目8-11
TEL:06-6453-2041  FAX:06-6453-2003

2010年9月27日月曜日

活版ワークショップin大阪 2010/9/25

9/25、オープニングキャンペーンの二回目となる活版ワークショップin大阪を開催しました。
WS終了後のアンケートで、みなさんが楽しかったとおっしゃる樹脂版の製版からスタートです。
あらかじめ参加者のみなさんがデザインされたデータを製版フィルムにしておきましたので、あっという間に判子のような版が出来上がります。
印刷で使い終えた後は、適当な台座にくっつければ手作りスタンプとしても使えますね。
お土産としてお持ち帰りいただいていますので、それも人気の理由のようです。




















用紙は「なに活」定番のハーフエア、クッション紙のほか、桃はだ、プライク、クラシコトレーシング、ファーストビンテージ、ボスなどなど、人気の銘柄を中心にナビゲータtokuのおすすめセレクトです。




















樹脂版の位置決めをしています。後から微調整もできますが、結構面倒ですので慎重に慎重に。




















インキを好みの色に調色したら、丸いインキ盤に伸ばします。

インキローラーに馴染ませたら樹脂版を手フートにセットして印刷スタートです。




















デザインの内容と用紙の種類によって、インキの量、印圧の掛け方を変えていきます。
印刷濃度も変わりますので、意図的な表現を別として最適な組み合わせはピンポイントに近いです。

何枚か印刷するうちにだんだんコツがわかってきます。
刷り上がりはいかがでしょうか。

ベタ刷りと文字刷りの両立は難しいですね。
胴張りの調整や二版に分けるなどの方法がありますが、ワークショップではインキ量と印圧の調整で追い込んでいきます。
イメージ通りの印刷ができましたでしょうか。
今後の予定ですが、10月は貸し切り予約で埋まってしまいました。
11月のメニュー、参加費などの詳細は決まり次第ご案内します。
11月20日(土)入門編・応用編・手フート時間貸しコース 近日募集開始予定
 11月27日(土)入門編・応用編・手フート時間貸しコース 近日募集開始予定

2010年9月24日金曜日

印刷実験【樹脂版と金属版】

二種類の用紙で樹脂版と金属版の比較テストをしてみました。
用紙はジェントルフェイス<175>;、印圧は標準で名刺を刷りました。
見分けがつきますでしょうか?

左が樹脂版で、右が金属版(亜鉛の腐食版)です。
出力線数が異なりますので、網の形状の違いは無視してください。














次はCrane Lettra 220#で、名刺サイズのカードです。
紙厚が約1㎜の100%コットンペーパーですので、デボス効果を狙って印圧を強めに掛けました。
こちらは金属版(亜鉛の腐食版)です。














こちらは樹脂版です。

ここで使い分けのポイントを。
印圧とシャープさの両立を求めると金属版が優位ですが、版の面積に比例して樹脂版と金属版の価格差は大きくなります。(樹脂版<金属版)
下記に当てはまる場合は、樹脂版も含めてご検討いただく事をおすすめしています。

 ・ハガキ以上の判型で全面にデザインがある
 ・小ロット
 ・イラストや線画が大半のデザイン
 ・小さな文字や明朝系の文字を使っていない
 ・印圧によるボリューム増を考慮してあらかじめデータを調整できる

また、アメリカでよく用いられているディープレリーフタイプの樹脂版も在庫しています。
こちらのタイプはメタルベースの輸入待ちのため、当面名刺サイズのみの受注となりますが、紙厚1㎜程度の比較的柔らかい用紙にデボス効果を狙った印圧を掛ける時に向く樹脂版です。
通常の樹脂版よりレリーフ深度がありますので、より深いデボス効果を得ることができます。
本来は輸出専用銘柄ですので、国内でこの樹脂版を持っているところは珍しいはずです。
メタルベースが揃いましたらトライアルキャンペーンを企画する予定ですので、ぜひ一度お試しください。
版の種類につきましては、用紙の銘柄、印圧のご希望、数量、デザイン案をお知らせ頂きますと案件毎にご提案をさせていただきます。




2010年9月22日水曜日

手フートでレインボー印刷

きれいなグラデーションが楽しいレインボー印刷のコツをご紹介します。
色数や配置に決まりがあるわけではありませんが、まず試して頂きたいのがこちらのパターンです。
インキの量は多すぎるのも少なすぎるのも具合が悪いので、画像のインキ量を参考にチャレンジしてみてください。
単色の場合、インキは少なめからスタートするのが良いのですが、レインボー印刷の場合は後から足すと折角出来たグラデーションが変わってしまいます。インキ量は慎重に決めてください。


インキ盤を回転させてインキを馴染ませていきます。

この程度から印刷を開始してみます。
ローラーに付いた色はこんな感じです。

左から右の順に色が変わっていきました。
気に入った色が出たところでインキ盤の回転を止めれば、同じグラデーションの印刷ができます。
 

色の組み合わせや、インキの配置の仕方で下の画像のようにたくさんのバリエーションができます。

活版ワークショップで使うインキは水性インキですので、色替えも楽です。
あなただけのオリジナルのグラデーションをたくさん楽しんでくださいね。

手フートでグラデーション印刷もぜひ(2010/11/8)

2010年9月21日火曜日

活版ワークショップin大阪 2010/9/18

9/18、活版ワークショップin大阪を開催しましたので、そのご報告を。
今回はオープニングキャンペーンですので、欲張ったメニューにしてみました。

そのメニューとは、
 ・樹脂版の製版体験
 ・白・金・銀を含め10色のインキを自由に調色
 ・25銘柄の特殊紙の刷り比べ
 ・色替え、2色刷り
 ・特殊印刷の体験(レインボー印刷、バーコ印刷)
といった内容で、全てのメニューを体験するには、かなり忙しくなることを覚悟しなければなりません。(じっくり取り組みたい方はテーマを2、3点に絞るのがオススメです)
それでも全メニュー体験してみたいと思うのが人情というものですね。
2色刷りはお一人だけでしたが、みなさんが殆どのメニューを体験されました。
それでは、その内容をご紹介していきます。

【樹脂版の製版体験】
正確には感光性樹脂版と言います。あらかじめ製版フィルム(凸ネガ)を用意しておきました。
自由なデザインが可能なのは、この樹脂版のお陰です。
金属版と比較して、樹脂版=低品質では決してありません。
ベタ刷りに向いた柔らかい版から、シャープな線画を表現できる版など複数の銘柄があり、用紙の種類と印圧の設定次第では、見分けがつかない位の刷りもできます。
ただし、印圧を掛けると線が太りますので、それぞれの特性とコストを見極めて使い分けるのがポイントです。樹脂版と金属版の使い分け方については、後日あらためてお知らせします。

(1)製版フィルムを樹脂版に密着させて露光します。向きを間違えないよう注意します。

(2)非画線部を水で洗い流します。洗い終えると鳴るブザーに驚くのがお約束!














(3)熱風でしっかり乾燥させた後、もう一度露光(後露光)して完成です。

(4)不要な部分を切り取ります。

【印刷体験】
(1)用紙を選びます。当初、2銘柄の予定が25銘柄にまで増えていました。
特殊紙大好きスタッフ恐るべし。


(2)樹脂版を印刷機にセットします。

(3)イメージした色が準備できたら印刷開始です。

ペッタンコ!

気合をいれてペッタンコ!

みなさん印圧を掛けるのを楽しみにされていたそうです。




















ここで1つお願いを。
皆さんが楽しみにされておられる印圧ですが、面積が大きいとほとんど凹みません。
凹まないからといって過剰な印圧を掛けていくと、手フートが傷んでしまいます。
凹みを期待される部分は、ワンポイント程度のデザインをおすすめします。

はいはいはい、お約束の胴刷りですね。
ご心配ご無用。魔法の白い粉をチョイチョイと。




















【特殊印刷】
バーコ印刷に挑戦中

レインボー印刷に挑戦中

【作品完成】
見えにくいですが、バッチリ決まった空押しです。(右下のバレリーナさん) 
 

バーコの粉は4種類!そろそろ時間が無くなってきました。

イメージ通りの色で刷れましたでしょうか。

みなさんの作品が目の前で出来上がるのを見ているだけで楽しいです。

2色刷りも何とか完成。全メニューに加え、空押しも体験されました。

あっという間に予定の時刻になりました。
体験版のメニューということで、作品づくりという点では時間不足でしたね。
また、設営には至らぬ点もあったかと思いますが、ご参加いただいた皆様のお声をもとに、より良いワークショップにしていきたいと思いますので、どうぞご容赦くださいませ。

ご参加いただいた方から手フートレンタルのご希望もいただきましたので、時間貸しの検討もしていきたいと思います。
また、手動式の小型箔押し機もありますので、将来的にはメニューに加えたいと思っています。
今後の「活版ワークショップin大阪」にご期待ください。

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