【Ask about our custom printing】
オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、バーコ(盛上げ)、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。

名刺、招待状、ステーショナリー、年賀状のカスタムプリンティング承ります。 ワークショップや、活版印刷機の時間貸しもしています。


 なにわ活版印刷所 ホームページ

 http://www.nanikatsu.jp/


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 活版ワークショップ in 大阪

 11月25日(土)は満席となりました。
  次回は2018年1月27日(土)開催です。
 参加者募集中です。
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 Prismショップ  レタープレスと紙雑貨

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 なにわ活字店 欧文活字と装飾活字の販売
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 なにわレタープレス製版所

 樹脂版の製版サービス

 

2011年4月21日木曜日

5月度【活版ワークショップin大阪】開催のお知らせ

手フート印刷機名刺ポストカード印刷体験しませんか


《NEWS》
①見学者OKです
②午前の部のオプションに終日コース(+3,000円)ができました
③ミニプレス機が仲間入りしました

《開催日時》
5月28日(土) 午前の部 : 9時~12時 午後の部 : 14時~17時 満席です。

《ワークショップの概要》
手動式の活版印刷機で印刷体験する半日のワークショップです。
※印刷機は1人1台の割り当てですので、思う存分印刷を楽しめます。
※ナビゲーターが操作のご案内をさせていただきますので、初めての方でも安心です。
※特殊紙大好きスタッフが厳選した特殊紙を刷り比べできます。
※どなたでも楽しく安全に楽しめる水性インキをご用意しています。
 白・金・銀を含め10色のインキを自由に調色できます。
※樹脂版を使用しますので、自由なデザインを印刷できます。(活字は使いません)
※レインボー印刷やグラデーション印刷、バーコ印刷などの特殊印刷も体験できます。
※作品づくりに没頭できる時間貸しコースも有ります。
(経験者限定。ナビゲーターの付き添いはありません)

(開催場所)
なにわ活版研究所
大阪市北区大淀中3丁目8-11
株式会社大同印刷所 1F
TEL:06-6453-2041 FAX:06-6453-2003

前回のレポートはこちら

《お申し込み方法について》
※下記の申し込みフォームからお願い致します。
※ご応募多数の場合は抽選となることがあります。
従いまして、「お申し込み」=「予約成立」ではございませんので、ご了承願います。
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名刺印刷コース 4,800円(3h) 
はがき印刷コース 5,500円(3h)

※参加者がデザインしたデータを樹脂版に製版して印刷します。
※樹脂版の製版も体験できます。
※ナビゲーターが操作のご案内をさせていただきますので、初めての方でも安心です。

【用 紙】ハーフエアコットン<180>、クッション紙など10銘柄の特殊紙を30枚。持ち込み可。
【インキ】水性インキ(金銀白を含む10色) 
【印刷版】樹脂版(1版)を使います。2版目以降はオプションで追加可。活字は使いません。
【オプション】樹脂版(2版目以降)1,000円/版。用紙の追加10枚500円
亜鉛版(名刺サイズで2,000円~)
終日コースに変更(3,000円)
※樹脂版の追加は入稿時までにお申し込み下さい。
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時間貸しコース(経験者のみ)4,000円(3h/台)

※9時~17時から希望の時間帯を選択できます。 
※参加者がデザインしたデータを樹脂版に製版して印刷します。
※樹脂版はあらかじめ製版しておきますので、印刷に集中できます。
※ナビゲーターの付き添いはありません。

【用 紙】原則として持ち込み。オプションで特殊紙の選択可(用紙代別途)
【インキ】水性インキ(金銀白を含む10色)
【印刷版】樹脂版1版を含む。2版目以降はオプションで追加可。活字は使いません。
※樹脂版の追加は入稿時までにお申し込み下さい。
【オプション】延長60分1,000円。樹脂版(2版目以降)1,000円/版。
亜鉛版(名刺サイズで2,000円~)
用紙の追加10枚500円(ハーフエアコットン<180>、クッション紙など在庫品に限る)
【持ち込み】用紙のみ可。木版、活字などの持ち込みは事前にご相談ください。
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《データ作成・入稿について》
※データ作成のポイントや注意事項はこちらをご覧ください。
※入稿期限は、ワークショップ当日の1週間前です。
※入稿方法は、参加者様にメールでご案内致します。

《ナビゲータのご紹介》
 toku(うお座、AB型)
癒し系天然属。愛想笑いが苦手。かわいい雑貨に目が無い紅一点。
得意技:レインボー印刷、グラデーション印刷
ひと言:世界でひとつの作品を一緒に作りましょう ^0^/

 miya(おうし座、B型)
一見草食系に見えるソフトな物腰だが、根は体育会系。研究熱心。
得意技:グラデーション印刷、バーコ印刷
ひと言:活版印刷を楽しんでいただけるよう、がんばります!

 Y(ふたご座、O型)
なに活の所長。活版資材やコットンペーパーを輸入するほど活版にはまる。
得意技:印圧
ひと言:心に残る印刷をお手伝いします!

Letterpress workshop in Osaka,Japan[Nanikatsu]

2011年4月11日月曜日

手フートの飼い方⑦ トラブル診断

今回はプライベート・プリンターさんからのご相談事例です。
 ・活字(版)にインキが付かない
 ・印刷ムラが出る
とのことで診断させていただくことになりました。
インキローラーはあまり使用感のない良い状態で、直径は「なに活」のものと同じ35㎜。
特に不具合は見受けられませんでした。
早速ローラーセッティングゲージで診断を開始します。
本来でしたら、版胴とローラーの間に差し込んだゲージにインキが付くはずなのですが、ご覧の通り大きな隙間が空いています。
活字の高さは生産国や鋳造所によって僅かに異なりますが、何れにせよこれだけの隙間があるとインキは全く供給できません。
飼い主さんは、活字やメタルベースと版胴の間に厚い紙を挟んで調整されているそうです。
ムラ取り目的の薄紙ではなく、1㎜以上の厚い紙を敷くのは印刷ムラの原因になっている可能性があり、早く本来の姿に戻してあげたいものです。
(参考)活字の高さ
1962年(昭和37年)に制定されたJIS規格によると23.45㎜です。
許容差は±0.03㎜(3~24ポイント)、±0.04㎜(26.25ポイント以上)
参考資料 JIS Z 8305-1962 活字の基準寸法

版胴には大きな凹みも無さそうで、なぜこんなに大きな隙間が生じるのか不思議だったのですが、インキローラーのコロを調べてみて判りました。
なに活の同じ手フートのものに比べて、直径が約3㎜も大きいのです。
すなわちローラーの高さでは約1.5㎜も高いことになります。
また、なに活の3台の手フートのコロは全て厚いメッキで覆われているのに対し、こちらは剥き出しの鉄素材のため錆の跡も見受けられ、角の加工も異なります。
あくまで想像ですが、以前のオーナーさんが特殊な版に合わせて加工されたコロではないかと思います。
また、困った事にノギスで径を確認すると僅かに差があり、一部で径が異なることも判りました。
コロはインキをムラ無く供給するのに重要な役割を果たしますので大変心配です。

ここで飼い主さんと作戦タイムです。
考えた対策は3つ。
(a)活字やメタルベースの下に敷く紙を硬いものに変える。
(b)コロを削って小さくする。
(c)インキローラーを太く巻き替える。

(a)は本来の姿に近づけるという趣旨からバツ。
(b)は1点ものの加工を引き受けてくださる工場に心当たりが無く、仮にあったとしても万一の加工ミスのリスクは負えないとの判断でバツ。
その結果、(c)のローラー巻き替えをする事になり、手フートをお預かりしました。
ローラーの巻き替えにより、(1)の「活字(版)にインキがつかない」という問題が解決できる見込みになりました。

完治の兆しが見えてきて少し安心しましたが、1つ気掛かりなのは例のコロです。
ローラーの径を太く調整しても、肝心のコロが綺麗に回転しなければムラになったり、インキが付かない部分が出るかもしれません。
新調するローラーのためにも念のために詳しく調べておくことにします。
今度は通常より大きなローラーセッティングゲージを使って測定をしていきます。
ゲージについたインキの幅をコンパスで測り、物差しで数値を読んでいきます。
数値が小さければ接触が弱く(ローラーが高い)、大きければ強い(ローラーが低い)ことになります。
前に述べた通りコロは径が約0.3㎜異なるものが混在しています。
ほぼ同じ大きさのもが2個づつありましたので、組み合わせ方を3パターン想定して測定してみました。
下の表が結果をまとめたものです。大変なことが判明しました。
測定場所は版胴の上、中、下と、左、中、右として9カ所を測定しました。
念のため2回目の測定をすると、測り間違えたかと思うほど大きな差が出たため、3回づつ測定することにしました。
なに活のコロも合わせて108回の繰り返し作業となりました。(ゴ~ン)
元のコロはどの条件でも測定の度にバラツキがあったり左右のバランスが悪く、残念ながら偏摩耗や偏芯した精度の悪いコロと判断せざるを得ない結果となりました。
「買ってはいけない手フート」だったのかと落ち込んで相談に来られた飼い主さんの残念そうな表情が蘇ります。

この結果を見てやはり原因であるコロを何とかしなくてはいけないと思い、飼い主さんに1つの提案をしました。
飼い主さんはしばらく前に購入されたそうですが、自分の調整の仕方が悪いのかも?とずっと試行錯誤されておられ、購入したお店に相談されていなかったそうです。
今回の診断でローラーコロに問題があることがはっきりしましたので、購入したお店に事情を説明してローラーコロの交換をお願いしてはいかがでしょうか、とお伝えしました。
飼い主さんから連絡を受けた購入店から、すぐに替わりのコロが送られてきました。
ヤスリで磨いたと思われる縞模様が気になりますが、影響は少ないと判断してテストをすることにしました。
インキディスク、ローラーレール、ローラーコロにヤスリや電動工具は避けてください。
巻き替えをキャンセルしたローラーが戻ってきましたので、ローラーセッティングゲージで測定をします。
気になる結果は・・・問題なし!
前回のテスト同様3回繰り返しましたが、バラツキは誤差の範囲内でした。
課題は残るものの、印刷テストもまずまずの結果。
あとはローラーの高さ、胴張り、圧胴の調整でベストセッティングを探ればOK。
調子を取り戻した手フートを飼い主さんにお返しすることができて良かったです。

今日のひとこと
「トラブルの解決は原因を知ることから」

次回は「胴張り」です。

2011年4月6日水曜日

39種類(サンキュー)サンプルプレゼント再開のお知らせ

※配布は終了しました。

サンプルの内容は、「わたがみ、新バフン紙、桃はだ、プライク、ファーストヴィンテージ、マーメイド、、モロー、ペセソレイユ、ハーフエア、フリッター、特Aクッション、パルパー、クッション紙、ロベール、コースター用紙、羊毛紙、水彩紙」以上、17銘柄39種類を名刺サイズでスミ1色刷りです。
用紙の色や連量(厚さ)など、詳細はこちらをご覧下さい。

【私製はがきを作成される方へのご注意】
サンプルの銘柄の中には、ハガキサイズで6gを超えるものがあります。
6gを超えると郵送料金が高くなりますので、事前のご確認をお願い致します。
おおよその目安として、四六判換算で<320>以上、厚さ0.6mm以上の銘柄は十分ご確認ください。

2011年4月1日金曜日

手フートの飼い方⑥ インキローラーの調整

インキローラーの巻き替えが済んだら、インキローラーと版面(活字)の高さを調整します。
低すぎるとインキが付いてはいけない部分(非画線部)にも付いたり、スラー(※1)などのトラブルが起こりますし、高いとインキが版に付かないことになります。
このように非画線部にもインキが付くと、用紙を汚す原因になります。
※1 印刷された紙が版から離れる際、画線や網点部に尾やひげ状の汚れが生じる現象。
手フートにはローラーの高さの調整機構がありませんので、ローラーレールに薄紙やアルミテープなどを貼って高さを調整します。
なお、ローラーレールに何も貼っていないのに版にインキが付かないのは、
 (1)版(活字)の高さ
 (2)ローラーの太さ(直径)
 (3)ローラーコロの大きさ(直径)
の何れかに問題があるはずです。

なに活ではこのようなテープで調整しています。
まず最初に版の高さを決めます。
活字は生産国や鋳造所によって僅かに高さが異なりますし、メタルベースや樹脂凸版、金属凸版にも高さのバリエーションがあります。
また、版の固定に両面テープを使う場合はその厚みも加わります。

自分が主に使う版(活字または凸版)をチェースに固定します。
チェースを手フートにセットする前にインキの準備をします。
ローラーなどでインキディスクにインキを伸ばし、さらに印圧レバーを動かしてインキローラーにムラ無く馴染ませます。
次に版を固定したチェースを手フートにセットして印圧レバーを引きます。
このテストでは胴張りは無くて大丈夫です。(胴張り紙に印刷してしまう=「胴刷り」してしまうため)
非画線部にインキが着くようであれば、前述の通りローラーレールにテープなどを貼って高さを調整します。
さらに後のテスト印刷の段階で、刷り上がりも見ながら微調整していきます。

テープを貼る前に油分などの汚れを綺麗に拭き取ります。
気泡で浮いたりしないよう丁寧に貼ります。
版を綺麗に拭いて、再度印圧レバ-を引いてテストします。
非画線部にインキが付かなくなるまで繰り返します。
面倒がらずに少しずつ高さを上げていくのがポイントです。
高さの異なる版(活字)を使うときは、同じ要領で再調整します。

日本の活字の高さは、JIS規格によると23.45㎜です。
許容差は±0.03㎜(3~24ポイント)、±0.04㎜(26.25ポイント以上)
参考資料 JIS Z 8305-1962 活字の基準寸法
それより低い版(活字)を使う場合、ローラーレールに何も貼っていないのにインキが付かない時は、版(活字)と版胴の間に薄い紙などを入れて調整します。
(常にその低い版を使う場合は、ローラーを太く巻き替えるという選択肢もあります)

ローラーセッティングゲージという測定器具を使うと、ローラーと版の接触加減を「見える化」できます。
気温の変化や経年変化でゴムローラーの直径は変化しますので再調整が必要になるjことがありますが、ベストのセッティングを数値で把握しておくと早く確実に調整することができます。
このゲージの活用法は次回お話します。
なお、油性インキを使う場合、インキローラーの洗浄液は印刷用の資材をおすすめします。
それ以外の代用品はローラーを傷める可能性があります。

今日のひとこと
「良い印刷は良い調整から」

次回は「トラブル診断」です。

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