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オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、バーコ(盛上げ)、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。
名刺、招待状、ステーショナリー、年賀状のカスタムプリンティング承ります。 ワークショップや、活版印刷機の時間貸しもしています。

大阪府公安委員会 第62113R030016号 株式会社大同印刷所

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 活版印刷ワークショップ in 大阪
 レギュラーワークショップは当面お休みします。
 
   
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2012年7月30日月曜日

【WSレポート】たこ焼き&活版のユルワークショップ

7月28日(土)に夏のユルワークショップを開催しました。
通常のワークショップとは内容が異なり、たこ焼きをつまみながら印刷体験と、おしゃべりを楽しむというもの。
ご参加いただきました皆さま、暑い中本当にありがとうございました。

予想以上のお客さまにお越しいただき、お一人おひとりとゆっくりお話しさせていただく余裕が無かったり、参加者さまにお手伝いをいただいたり、至らぬ点が多々ありました事をお詫び申し上げます。
また、参加者の皆さまにフォローしていただきました事、心より御礼申し上げます。
結果的には見知らぬ参加者さん同士で新たな交流が産まれたりするなど、皆さまのお心遣いにより運営スタッフにとりましても大変心温まるWSとなりました。
重ねて皆さまに御礼申し上げます。

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たこ焼き&焼きそばコーナー
参加者さまにもお手伝いをいただいて、たこ焼き&焼きそばタイム。
みんなでワイワイ作る、たこ焼きは楽しいですね。

(photo:umehara.toru様)

お腹が落ち着いたら自由研究とおしゃべりタイムスタートです。

(photo:@peroncho214様)

活版印刷体験コーナー
活版印刷の魅力は凹みばかりではありません。
多色刷りや、手フートならではのレインボー印刷の楽しさも知っていただきたくて、3版の暑中見舞いカードを刷っていただくことに。
(photo:umehara.toru様)

手フートのレインボー刷りはすぐに色が濁ってくるので、一度に多くを刷ることができません。
レインボーの版は頻繁に色替えをしますので、水性インキを使用しました。
グラデーションの具合は偶然性に頼るところも多く、刷るたびに色が混ざり合ってくるので同じものを刷ることは難しいですが、それがまた楽しいのです。

大量に複製する「印刷」というより、1点ものを刷りとる「版画」の感覚に近いと思っていて、活版印刷機で版画を刷っている気分になれる、なに活お気に入りの手法です。
みなさま、お気に入りのグラデーションを刷ることはできましたでしょうか?

凸凹孔平(でっこぼっこへー)コーナー
印刷の四大方式である、
凸版(樹脂版)
凹版(銅版)
孔版(謄写版)
平版(PS版)
を体験するコーナーです。

4版種で1枚のカードが完成します。
凸版(樹脂版)はおなじみの手フートで印刷なので省略。
以下、3版種のご紹介を。
凹版(銅版)はフォトエッチングした銅版を、ミニチュア・プレス機で刷ります。
おもちゃのようですが、ちゃんと刷ることができます。
凹版は凸版よりも強い印圧が必要で、円圧型(シリンダ)のプレス機が必要です。
インキを詰めた状態の銅版も綺麗なので、プレス機に掛ける前に見とれちゃったりしませんでしたか?
UVインキを詰めて、UV×DesignのUVユニットを借りて乾燥(硬化)させちゃおうかとも考えています。
孔版(謄写版)はアメリカ製の古い謄写輪転機で刷ります。
これもおもちゃのようですが、カードサイズの複写機(Duplicator)として作られていた実用品です。
版になる原紙は、ガリ版の要領で鉄筆(写真左)とヤスリで製版するか、タイプライターで製版をします。
今回はタイプライターを使って製版しました。
出来上がった版を半円筒のシリンダに巻きつけて、シリンダ内にインキを入れて印刷します。
用紙は何と自動給紙!
動作の様子は映像でご覧ください。

平版(PS版)はオフセットで使っているPS版を流用しました。
ブランケットは介さずに版から直接紙に刷っています。
刷りには凹版(銅版)と同じミニチュア・プレス機を使いました。
湿し水をやってインキング・・・平らな版なのに、インキが着くところと着かないところが出来るのが不思議ですよね。
頭では理解していても、実際に体験して驚かれた方もおられると思います。
オフセット印刷会社の新入社員さん向けの教育研修にいかがでしょう(笑)。
できあがりました!
完成品はこちらです。(下)
(photo:@Yukiwo_Yasuyo様)

鉛筆の名入れコーナー
鉛筆の名入れコーナーも行列のできる人気でした。
ちょっとしたコツが要るのですが、みなさんすぐにマスターされていました。
(photo:umehara.toru様)

名入れする活字を選んで機械にセットします。
活字はハンコのように鏡文字になっていますので、間違いないように慎重に。
(photo:@Yukiwo_Yasuyo様)

自分で名入れした文具は愛着もより一層ですね。
(photo:umehara.toru様)

DIYで名入れした鉛筆は、もったいなくて削れないという方多数という仕上がりに◎。
(photo:@peroncho214様)


Prismショップで販売している伝説の鉛筆Black Wingも大人気でした。
The PENCIL.〈伝説の鉛筆〉    
Eberhard Faber 社が1930年代から1998年まで製造、販売していたBlack Wingは作家、作詞家、建築家等 のクリエイター達がそのアイデアを書き留めるために使用していました。
そのため復刻した現在でもクリエイター人気が高く、また今でも当時の鉛筆がebayでは1本$40という価格で売買されていたりもしています。
そしてその伝説の鉛筆をCRS(California Republic Staitioners) が調査とテスト重ね、徹底的に書き味にこだわり、2010年にアメリカで 「PALOMINO BLACK WING」として、そして2011年「PALOMINO BLACK WING 602」という新しい名前で蘇りました。


ぐるんぱの印刷機(Vandercook SP-15)
ブライダルアイテムをDIYで刷られるということで時間貸しを利用されました。
手フートより大きな機械ですが、手動式で操作も難しくありません。
最大A3サイズを刷ることができます。
3版を白と金の特色2色で印刷されました。
Vandercookは本来校正刷りを目的としたProof Pressですが、A3~B2サイズを小ロットで刷るのに向いた印刷機としてアメリカのレタープレス・プリンターに人気があり、Youtubeなどでもお馴染みの印刷機です。
アメリカで人気のVandercookを、国内で時間貸しできるのはなに活だけです。



タイプライターで実験
パソコンのキーボードに慣れた手には重く感じるキータッチに驚かれたことだろうと思います。
油断すると文字に強弱ができてしまいますが、その強弱を音楽におけるフォルテ・ピアノのように表現手法として考えたらおもしろいですよね。
(photo:umehara.toru様)

ネイルライトで製版実験
お客さまが持ってきてくださったネイルアート用のUVランプで製版実験しました。
正確な露光条件を出すには、21ステップガイドや光量計を使うのですが、今回はエイヤっと勢いだけで決めてしまいました。
その結果は・・・一応製版できちゃいました。
光源に対して原稿が大きかったので、露光できなかった部分が残ってしまいましたが、印刷結果もOKでした。
製版フィルムと樹脂版は完全に密着していないと焼きボケしますので、その点注意が必要です。
フィルム写真や電子回路のプリント基板の露光用品に応用できそうな用品がありますので、機会があれば実験してみたいと思います。

樹脂版で箔押し実験
箔押しコーナーでは12星座のカードづくりの合間に樹脂版で箔押し実験。
箔押しのポイントは、温度、圧、圧をかける時間の3つの要素が品質を左右します。
金属版と同様という訳にはいきませんが、3つの要素を加減して加工ができることを体験していただきました。
(photo:umehara.toru様)

以上、ユルWSのレポートでした。

P.S. 写真は@Yukiwo_Yasuyo様、umehara.toru様、@peroncho214様に引用のお許しをいただき掲載させていただきました。ご協力ありがとうございます。

2012年7月3日火曜日

7/28(土)は、たこ焼き活版のユルWS

7/28(土)は、「な」「に」「わ」で、なに活の日。
このおめでたい日に、ゆるワークショップを開催します。
ゆるすぎてWSというより、たこ焼きパーティーという噂もありますが、食べて、喋って、刷って遊ぶというお気楽な内容です。
ご予約不要です。ご都合の良い時間にお越しください。
おとなも子どもも夏休みの自由研究は活版で♪
たこ焼きつまんで、活版で遊びましょう!


日  時 : 7月28日(土) 11時~15時
場  所 : なにわ活版研究所
内  容 : たこ焼き、印刷体験と自由研究、おしゃべり
参加費 : 無料

【こんな方におすすめ】
たこ焼き大好き
活版印刷に興味がある
活版印刷について質問したい
活版印刷機を見学したい
紙もの雑貨、活版雑貨が好き

箔押し、バーコ、小口染めなどの加工までを内製で行っているレタープレススタジオは国内では希少です。
これらの特殊加工やその活用法について見たい、知りたい、学びたいという方にもおすすめします。

業務用の焼き器と、ヒミツのレシピで味は保証つき!?
昨年の様子です。お腹が落ち着いたあと、印刷実験や印刷談義で盛り上がりました。
昨年のゆるWSのレポートはこちらをご覧ください。
http://kappan.did.co.jp/2011/08/ws.html

凸凹孔平(でっこぼっこへー)体験コーナーでは、印刷の四大方式を体験できちゃいます。
鉛筆の名入れコーナーでは、活字を拾って自分の名前を名入れできます。
鉛筆はご持参いただくか、Prismショップでお買い求めください。
資料コーナーでは、昭和20年代からの資料のほか、活字母型、紙型、手彫りの木活字をご覧いただけます。
自由研究コーナーでは、動力式の印刷機以外の機材を開放します。
版の持ち込みもOKです。
レインボー印刷やバーコなど特殊印刷の実験もOK!
グルンパ(Vandercook SP-15)未経験の方はぜひ!
グルンしてパッと印刷、楽しいです。
木活字の組み版にチャレンジするもよし。
タイプライターでも遊べます。

【なにわ活版研究所とは】
40年以上昔のドイツ製の活版印刷機と、手フートという手動式の活版印刷機が現役でお仕事をしているレタープレススタジオです。
活版(凸版)印刷だけではなく、箔押し、バーコ、エンボス、小口染めなどの加工も行なっています。
また、ワークショップの開催や、活版印刷機や加工機の時間貸しを行なうなど、学ぶ、つくる、集うためのスペースでもあります。

【開催場所】
なにわ活版研究所
http://kappan.did.co.jp/
大阪市北区大淀中3丁目8番11号 (株)大同印刷所1F
TEL 06-64532041

【電車でお越しの方】
JR環状線「福島」より徒歩約12分
JR東西線「新福島」、阪神電車「福島」より徒歩約15分
JR「大阪」、阪急電車「梅田」より徒歩約20分

【車でお越しの方】
駐車場のご用意はございません。
近隣のコインパーキングをご利用ください。

OPEN STUDIO & TAKOYAKI PARTY
July 28,sat,2012
11am-3pm
FREE to join

TAKOYAKI , Letterpress and Chat!

Naniwa Kappan Kenkyusho(Nanikatsu)
3-8-11,oyodo-naka,kita-ku
Osaka,531-0076 ,Japan

Nanikatsu is a letterpress studio in Osaka,Japan.
(Hot Stamping,Thermography,Edge Painting,Embossing,Debossing)
Equipment in the studio include a 10x15 Windmill(TP),Delmax,Tefuto(Lever Press),Vandercook SP-15, and photopolymer platemaker.
Also we offer letterpress workshop.


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