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オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、バーコ(盛上げ)、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。
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2015年6月20日土曜日

もう1つのモノタイプ・ストーリー

Monotype (モノタイプ)はTolbert Lanston (トルバート・ランストン, 1844-1913)が、1887年に取得した特許をもとに発明され、改良を加えられながら1897年頃までに完成された欧文の自動鋳植機です。















穴を開けた巻紙で自動演奏するピアノにヒントを得たと言われています。
活字を1本ずつ鋳込んで植字する点でLinotypeとは異なり、主に書籍の組版に利用されました。















キーボードとキャスター(鋳造機)の2基に分かれて構成されているため、全盛期には鋳造機1台あたり2~3台のキーボードを設置したといいます。















キーボードを押すと文字ごとに決まった穴を紙のリボンに開け、鑽孔テープをつくります。















次に、鑽孔テープをキャスターにかけると母型が選別され、鋳造、植字を行います。















場所を取って重たい活字に替わり、鑽孔テープは再版のための記録手段としても有用でした。















トルバート・ランストンはアメリカでLanston Monotype Co.を設立した後、イギリスに姉妹会社Lanston Monotype Corporation Ltd.の設立を認めました。
このイギリスのLanston Monotype社は、1931年に社名からランストンの名を取ったあと組織の再編を繰り返し、今日のNASDAQ上場企業であるアメリカのMonotype Imaging Inc.をはじめとする世界的なMonotypeグループへと発展を遂げました
つまり、妹分がモノタイプのブランドを継承することになったのです。
















一方、姉分であるLanston Monotype Co.は1969年にAmerican Type Founders (ATF) に買収された後、しばらくしてMackenzie & Harris( M & H Type の前身)に売却されました。
後にArion PressのHoyem氏がMackenzie & Harrisを買収する際、Lanston Monotype Co.の権利部分についてはカナダ在住のGerald Giampaが買い取りました。
Lanstonの父型から鋳造設備まで入手したGiampa氏は、2000年の高波で壊滅的な被害を受けるまで生産を続けていました。
高波の被害の後はデジタル化に取り組んでいましたが、2004年、P22 Type Foudryに書体の権利を譲りました。 
現在、P22 Type FoudryLanston Monotype Co.の流れを汲むデジタルフォントをLanston Type Company (LTC Collection) のブランドでリリースしています。

(写真は2014年10月にM&H Type訪問の際に撮影)

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