12月7日、@mojirukaiさんの「文字る会」にお邪魔してきました。
第3回目となる今回の企画は、株式会社モトヤさんにある「活字資料館」の見学会でした。
モトヤさんは大正11年に活字の製造・販売会社として創業されました。
戦後、消失を免れた活字鋳造機1台から復興され、昭和40年代に製造・販売のピークを迎えられたそうです。
その後、オフセット印刷の普及や組版システムのコンピュータ化に伴い活字の需要は減少に転じ、平成8年に活字部門を廃止されました。
活字の開発で培った書体への想いを未来の技術へと紡ぐため、平成9年にこの活字資料館を開設されたそうです。
現在、その創業の精神は、全国紙を含む新聞やテレビ、ゲーム、携帯など様々なメディアで利用されるデジタルフォントとして引き継がれています。
株式会社モトヤ http://www.motoya.co.jp/
モトヤフォントの歩み http://www.motoyafont.jp/menu.html
文字の解体新書 http://www.motoyafont.jp/images/mojikai.pdf
【DATA】活字資料館
所在地:大阪市中央区南船場1丁目10-25
株式会社モトヤ内
問合せ先:06-6261-1931
入場料:無料
見学にあたっては事前の予約が必要です。
開館時間は(株)モトヤさんの営業時間内です。
大変貴重な機械、設備、備品、資料が間近で見られたり、触れたり、まるで大人の遊園地です。
気づけば予定の時間を大幅にオーバーしてしまいました。
つづく
活字のふるさとを訪ねて(2)