8月11日(金)~16日(水)まで夏季休業とさせていただきます。


【Ask about our custom printing】
オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、バーコ(盛上げ)、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。

名刺、招待状、ステーショナリー、年賀状のカスタムプリンティング承ります。 ワークショップや、活版印刷機の時間貸しもしています。


 なにわ活版印刷所 ホームページ

 http://www.nanikatsu.jp/


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 活版ワークショップ in 大阪

 次回は2017年8月26日(土)開催です。満席になりました。
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 Prismショップ  レタープレスと紙雑貨

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 なにわ活字店 欧文活字と装飾活字の販売
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 なにわレタープレス製版所

 樹脂版の製版サービス

 

2017年8月7日月曜日

手漉き紙と手組みの活字組版と

名塩の手漉き紙で名刺を作りたいとのことで、ご相談をいただきました。
地産地消とでも言えましょうか、お住まいの近くで漉かれた紙を使いたいとのことで名塩和紙のご指名でした。
名塩の谷徳製紙所さんと洪哉さんは以前、ブログでも取り上げましたが、雁皮や漉き返し(再生紙)に六甲山系の土粉(泥土)を配合するのが特長です。
泥土には白、青、黄、茶の4色あり、混色してつくる白茶をあわせて5色のバリエーションがあります。
今回は青と黄でお作りすることになりました。

「名塩和紙の過去、現在、未来を見に行く」
http://kappan.did.co.jp/2013/09/blog-post.html





















お客さまは帽子を創っておられる作家さんで、海外出張も有るという事で欧文名刺を作成したいとのことでした。
活字組版をご希望で工場見学も兼ねて書体を見たいということでご来社いただきました。
活字を使って紙を凹ませる刷りはやらないので、まず最初にご説明を。
幸いにも凹みはご希望でありませんでした。
続いて伝統的な書体とユニークなディスプレー書体をご覧いただきながら、特徴や由来などをご説明させていただきました。
ちょうど校正機が空いていたので刷ってしまうのが早いということで、お客さまのイメージをお聞きしながら書体の候補を絞っていきました。





















校正刷りではギャレーマグネットという磁石で組版を固定することが多いです。
すごく強力な磁石なので、ずれることはありません。





















デザインの方向性が決まったところで、次は刷り色の打ち合わせ。
青の方はスミ、黄の方は濃茶にすることに。
紙の裏表についてお尋ねがあり、裏面のラフな素材感も捨てがたいとのこと。
そこで黄は裏面に、青は表に刷る事になりました。
校正刷りのやり取りで微修正を重ねて校了をいただき、いよいよ本刷りです。
















パルプを配合した耳付き紙は自動機で刷ることもありますが、耳付き紙は基本的に手フートで刷っていきます。
耳の形状や紙厚を確認しながら1枚づつ丁寧に刷っていますので自動機よりも時間が掛るため、印刷費もちょっぴり割高になりますがご容赦ください。
活字組版の位置合わせには欧米で一般的なゲージピンを使っています。
位置決めした後の微修正はこれが一番使いやすいです。






















カチャーン、カリカリカリ…心地よいリズムとインキの匂いに包まれて。
時折不思議そうに眺める通行人の視線を感じながらの印刷タイム。





















(お客さまのメールから)
凄く素敵な名刺になり、大変嬉しいです。
お仕事場にも行かせて頂き、何度も相談に乗って頂きまして、本当にありがとうございました。
これからも、宜しくお願いします。

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お客さまにはお喜びいただけたようで良かったです。
お話させていただく中で、どんどんアイデアが膨らんでいく過程がとても楽しかったお仕事でした。
想いをカタチにする仕事ですから、その想いを共有するというプロセスをこれからも大切にしたいです。
スピード重視の世の中ですが、これだけは譲れないトコです。

2017年8月4日金曜日

【印刷実験】エンボス編

こんにちは。
暑い日が続きますね。
ダルくてやる気が出ないという時こそ印刷実験!
限界までエンボスで盛り上げるとどうなるか?










ジャジャーン
















答えは「紙が破れる」でした。
これは極端な例ですが、少しでも破れがあるとアウトですので、圧の調整は慎重に決めないといけません。

印刷用の版に色々な種類があるのと同様、エンボス版にも材質や製法のバリエーションがあります。
下の画像ですが、上下で盛り上がりが違うのがお判りいただけると思います。
これはオス版の材質の違いによる差です。
















上が樹脂版、下が金属版で加工したものです。通常はオス版に樹脂版を使うことが多いですが、細かい絵柄や硬い紙の場合は金属版を用いることがあります。
















裏から見ると違いが良く判りますね。
どちらが優れているかというより使い分けが肝心です。
デザインや用紙の種類によって最適な版を選びますので、お見積りのご依頼にはデザイン案を添えて頂けると有難いです。

2017年7月24日月曜日

活版TOKYOに出展しました

7月14日(金)から16日(日)の3日間にわたって、本の街、東京の神田にて開催された活版TOKYOに参加してきました。
開場間もなくから終日にわたって多くのお客さまがご来場されていました。

















昨年に続いて15日(土)と16日(日)の二日間、なに活も出展させていただきました。
若い方から年配の方まで幅広い年齢層のお客さまにお越しいただいたのが印象的でした。
装飾活字の組版についてお尋ねいただいたり、LINOTYPEの母型やスラッグに関心を寄せられる方がいらっしゃるなど、活版についてお詳しいお客さまもたくさんいらっしゃいました。
昨年もそうだったのですが、普段はめったに売れない「校了」カードが売り切れてしまうのは土地柄でしょうか。

















活版の先輩がブースにお立ち寄りになられたので、以前刷った原色版(活版のカラー印刷)のカードをご覧いただいたところ、線数やら版の種類などで話題が尽きません。
出展者のMさんも原色版の話しとなると止まりませんし、原色版の話題だけでもこれだけ盛り上がることができるのも、このイベントならでは。
1年ぶりに会う出展者の方たちとの情報交換も楽しみの1つ。
紹介していただいたり、紹介したりと活版の輪が拡がります。
作品を見せていただいたり、史料に関する情報交換をしたり、懇親会でおバカな話しではしゃいだり。
凄いなと思う方々には敬意を込めて「ヘンタイ」と呼んでおりますが、たくさんのヘンタイさんが一同に会する懇親会場は熱かったです。

















今回の戦利品。
「活版印刷の話が聞きたい」は読みごたえがあって楽しかったです。
活版好きにはおすすめです。
会場でお会いした活版の先輩からは手フートをお譲りいただくことになりました。


















活版TOKYOは作品発表の場としてだけでなく、交流の場でもあり、学びの場でもあることが魅力のイベントですね。
ご来場いただきました皆さまと、企画・運営を担っていただいたスタッフの皆さまに改めて御礼申し上げます。

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