【Ask about our custom printing】
オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、バーコ(盛上げ)、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。
名刺、招待状、ステーショナリー、年賀状のカスタムプリンティング承ります。 ワークショップや、活版印刷機の時間貸しもしています。

 なにわ活版印刷所 ホームページ
 http://www.nanikatsu.jp/

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 活版ワークショップ in 大阪
 次回は2017年3月25日開催です。参加者募集中です。
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 Prismショップ  レタープレスと紙雑貨
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 なにわ活字店 欧文活字と装飾活字の販売
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 なにわレタープレス製版所
 樹脂版の製版サービス
 

2017年2月21日火曜日

樹脂版と金属版

樹脂版と金属版の違いについてよく聞かれますので書いてみます。
樹脂版と言っても様々の種類がありますし、金属版についても亜鉛、マグネシウム、真鍮、銅と様々で一概には言えませんが、一般的には

 コスト(安価) 樹脂>金属

 硬さ 金属>樹脂 

と言えます。
樹脂版は優れた版ですが、その特性を理解しないままコストだけで選択すると後悔することになるかもしれません。
(再現性(精度)、着肉性、耐久性などその他の特長は銘柄によって変わりますので、私が使用している銘柄という前提で進めます)

さて、下の画像は私の名刺ですが、左右どちらが樹脂版、亜鉛版かお判りになられますでしょうか?















ちょっと判りにくいですね。拡大して見ましょう。

















正解は左が樹脂版で右が亜鉛版です。
印刷条件は印圧以外が同じで、樹脂版が標準印圧で亜鉛版が強印圧です。
樹脂版は着肉性が良い分、少し濃度が上がっているようです。
本当は標準印圧同士で比較しなければなりませんが、刷るのを忘れてしまいました。
用紙の凹みはさて置き、文字の品質で樹脂版が劣るという事はありません。
ちなみに、下の画像の左は以前使っていた国産の亜鉛版で、右が輸入の亜鉛版です。
印刷時期が違うため印刷条件は異なりますが、左の方が僅かにシャープです。
原稿より少し痩せているのですが、こちらを好む方もおられるかもしれません。
同一データですが、FAXのセリフにも違いがありますね。
国産の亜鉛版は製造中止になったため、以前と同じニュアンスというのが難しくなってしまいました。

















樹脂版のお話しに戻りましょう。
優れた特性を持つ樹脂版ですが、用紙が凹む位に印圧を掛けると文字や線が太ってしまいます。
左が樹脂版で、右が亜鉛版、共に強圧です。
並べて見なければ気にならないかもしれませんが、凹みを求めてさらに圧を加えるとますます太くなっていきます。

















名刺で凹みが欲しい方にまず金属版をおすすめするのはこのためです。
ただし、大きいサイズの太ゴという場合には、太りが判らないために樹脂版で問題無い場合もあります。
また、凹み具合は
 絵柄の面積、密度
 用紙の硬さ、厚さ
 裏面への影響
によって変わります。
硬い紙に大きな絵柄という場合には、絵柄が太るばかりで凹まないという事も考えられます。
これらの点を踏まえて版の選択をお考えいただければと思います。
樹脂版と金属版はどちらも優れた版ですので、その特性を理解した上で使い分けるのが最善だと思います。
版種の選択に迷われたら提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。




2017年1月31日火曜日

ワークショップのいろんな活用法

いよいよ2017年度の活版ワークショップ大阪が2月よりスタートします。
「なに活」のワークショップの特長は、

 ・普段から印刷業務を担当している職人が丁寧にご案内
 ・手フート(テキン)はお一人に1台の割り当て
 ・気軽な印刷体験から作品制作まで対応

という3点で、全くの初心者さんからデザイナーさんまでそれぞれの経験や目的に応じた楽しみ方を満喫していただけます。
なお、本格的な作品制作をお考えの作家さんには貸し切りでの対応をしており、活字のレンタルや製版を含めトータルにサポートを請け負っております。
日本では唯一となる、A2ノビまで対応可能な手動式の印刷機と大型の木活字もご利用いただけます。

昨年は活版印刷の研究をテーマに参加されるデザイナーさんが多かった印象です。
樹脂版でどこまで細かい絵柄が再現できるか、紙を凹ませるまで圧を掛けるとどう変化するかなど、ご自身で経験することでクライアント様にも説明しやすくなったとのお声をいただきました。


















紙色と刷り色の組み合わせも人気の研究テーマです。刷り色や色替えはご自由ですので、掛け合わせでは表現できない特色ならではの鮮やかな発色をお楽しみください。
クライアント様への提案用にと印刷サンプルを制作されたデザイナーさんもいらっしゃいました。
濃色に合う色とか、隠ぺい力の強い色とか、こちらも気になる方はぜひお試しを。


















ご希望の方には業務用のバーコ(盛り上げ)加工機もご利用いただけます。
バーコパウダーも業務用のものを使用しますので、盛り上げの品質の決め手となる最適な番手のパウダーをお選びいただけます。
また、オプションになりますがエンボスや箔押しなど特殊加工についても対応可能です。
このように、デザイナーさんがクライアント様に特殊印刷・加工を提案していく上で欠かせない実務上の注意点や課題解決の方法などを体験をしていただくことも可能です。
次回は2月25日(土)開催です。



















残席僅かとなりましたので、お申込みはお早めに。


2017年1月1日日曜日

新年のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。
今年も1年良い年でありますように。
引き続きお付き合いの程どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年から屋号を「なにわ活版印刷所」に改めます。
「なに活」の略称は従前通りです。
併せてよろしくお願いいたします。
 平成29年元旦





屋号変更の経緯
弊社は昭和12年に活版印刷所として創業しました。
私が入社する以前の昭和50年代にオフセット印刷に舵を取り、活字や活版印刷機は全て処分しました。
平成9年、私が製紙メーカー勤務を経て入社した頃には活版印刷の技術はすっかり途絶えていましたが、平成19年に2台の手フートを譲り受けたのをきっかけにリブート(再起動)する決心をしました。
あいにく身近に学ぶ環境がなかったため、洋書やアメリカのWebコミュニティを情報源に試行錯誤をしながら独学で技術を磨いてきました。
動力式の印刷機を入手し、樹脂凸版の製版を学んで、屋号を名乗る決心がつくまでに3年を要しました。
とは言え、僅か3年のキャリアで「活版印刷所」を名乗ることがおこがましく感じたため、「なにわ活版研究所」とすることにしたのです。
今年はリブートから10年となる節目の年、これまでの経験をもとに次のステップに躍進する覚悟をもって「なにわ活版印刷所」といたします。
紙の個性を引き立てる印刷・加工のスペシャリストとしてお役に立てるよう努めて参る所存です。
今後ともご指導ご鞭撻の程何卒よろしくお願い申し上げます。
なにわ活版印刷所 大西祐一郎




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