【Ask about our custom printing】
オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、バーコ(盛上げ)、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。
名刺、招待状、ステーショナリー、年賀状のカスタムプリンティング承ります。 ワークショップや、活版印刷機の時間貸しもしています。

大阪府公安委員会 第62113R030016号 株式会社大同印刷所

 なにわ活版印刷所 ホームページ
 https://www.nanikatsu.jp/

   
 活版印刷ワークショップ in 大阪
 レギュラーワークショップは当面お休みします。
 
   
  Prismショップ  レタープレスと紙雑貨
   
  なにわ活字店 欧文活字と装飾活字の販売*
   
  なにわレタープレス製版所  樹脂版の製版サービス

2012年2月23日木曜日

PRISMショップからのおしらせ

2/25 sat 9am-5pm OPEN

【NEWS】
今回からグルンパ(アメリカのレタープレスでお馴染みのVandercook)の体験ミニツアー(500円~)がスタートします。
お楽しみに。
今週土曜日はワークショップとPrismショップを開催しています。

活版って何?という方はご自由に見学を!

紙のこと、デザインのこと、印刷のことを相談したいという方には、事例を交えながらご説明します!

お散歩がてらお気軽に遊びにいらしてください。

詳細はこちら↓
http://uv.did.co.jp/prism/

Pr-i-sm/[prízm]/プリズム
▶Print・Press(印刷) + ism(主義)の意。
紙と印刷に魅せられたメンバーによるデザイン&印刷ユニット。
プリズムを通して光が7色に輝くように、メンバーそれぞれの視点から紙と印刷の可能性に迫ります。
Prismの作品や厳選したアイテムをPrismショップで販売しています。(不定期開催)
また、イベントなどへの出展や出張ワークショップなどの活動も行なっています。

2012年2月14日火曜日

活版印刷?凸版印刷?レタープレス?

「活版印刷・レタープレスとは何か」を再定義することに関して、私はあまり関心がありません。

活版印刷が栄えた時代には、生産性向上を図る技術革新により紙型、ライノタイプ、モノタイプなど生産方式のバリエーションが産まれました。
また、欧米においては、大きな書体は木活字が好んで使われていました。
1文字づつ独立した金属活字を、手で文選し組版する事にはどれもあたりません。
これらは活版印刷・レタープレス?

活版印刷だけが産み出せる唯一のもの…これが私の最大の関心事です。
そして、それを実践するということです。

樹脂凸版や金属凸版を活版印刷に含めるかどうかの議論のなかで、活字愛好家たちが抵抗を感じる心情にも一定の理解はできます。
では、樹脂凸、金属凸は何と呼べば良いのかという事なのです。

凸版印刷? レタープレス?

一般的な定義にもとづけば凸版印刷ということになりましょうが、それでは実在する印刷会社と紛らわしくて馴染めません。
私個人の感情に限らず、恐らく世間一般的にも企業名としての認知率の方が高いことでしょう。
一方、レタープレス(LetterPress)と呼ぶアメリカでは、活字、樹脂凸、金属凸版を含めて用いられているようで、その点ではレタープレスと呼ぶ方が違和感が少ないです。
だからと言って安易に横文字に飛びつくというのも気が進まないのです…。
(アメリカでも「レタープレスとは何か」については議論が分かれるようです)

活版印刷機で刷るのだから活版印刷というのが私の自然な感覚。
ただし私は活字を使わない。(好きで集めた少量の金属活字と木活字はありますが…)
活字を使うとお客さまに誤解を与えるのは本意ではないので、活版(凸版)などと書いてみたり、活字は用いませんという事は明記しています。
活字で刷ると見せかけて凸版で刷るという行為は論外として、版式についてウソをつかないという前提で、広義の活版印刷という呼称が定着することを願う次第です。

私が活版印刷・レタープレスに興味を持ったきっかけの1つに、活版印刷機の多様性があります。
すなわち、活字、凸版による印刷だけでなく、エンボス、デボス(空押し)、筋入れ、ミシン、型抜き、箔押しなど様々な加工に対応できることです。(機種により対応できないものもあります)
また、リノカット(リノリウム)、木材、プラスチック・フォーム、紙、糸など、およそ凸状を形成できる素材であれば印刷版になるのも魅力の1つと感じています。
多様性は新しいものづくりに欠かせないエネルギーの1つだと思うのです。
時代と共に進化する活版印刷というスタイルがあっても良いのではないでしょうか。

なお、「活版印刷」と「凸版印刷」の違いについての詳細は、@eszett 氏のブログをご参照ください。
創手の戯言 @eszett
「活版印刷」と「凸版印刷」という語についてhttp://eszettdesign.blogspot.com/2012/02/blog-post.html

グルンパでプチプチを版にしたレインボー印刷実験

There are many debates about what KAPPAN printing actually is.
It is only the print by individual pieces of metal type?
or include polymer plate?
There is an essential experiential difference between setting type on a computer and setting it by hand.
But I find these discussions tedious because they do not address my main concern in printing.


(2012/4/28追記)
日本印刷年鑑1953年版(日本印刷工業会発行)の印刷用語集(P.344)によると、

【活版】
①活字組版、②活版印刷、③凸版印刷(広義)。

【活版印刷】
Gutenbergの発明、活版を用いた印刷、今では広く電気版、鉛版の印刷もふくめる。

とある。

2012年2月1日水曜日

2月度【活版ワークショップin大阪】開催のお知らせ

手動式の活版印刷機印刷体験しませんか

《開催日時》
2月25日(土) 14時~17時  満席になりました。

《ワークショップの概要》
手動式の活版印刷機で印刷体験する半日のワークショップです。
※印刷機は1人1台の割り当てですので、思う存分印刷を楽しめます。
※ナビゲーターが操作のご案内をさせていただきますので、初めての方でも安心です。
※特殊紙大好きスタッフが厳選した特殊紙を刷り比べできます。
※どなたでも楽しく安全に楽しめる水性インキをご用意しています。
 白・金・銀を含め10色のインキを自由に調色できます。
 (油性インキも選択できます)
※樹脂版を使用しますので、自由なデザインを印刷できます。(活字は使いません)
※レインボー印刷やグラデーション印刷、バーコ印刷などの特殊印刷も体験できます。
※作品づくりに没頭できる時間貸しコースも有ります。
(経験者限定。ナビゲーターの付き添いはありません)
(開催場所)
なにわ活版研究所
大阪市北区大淀中3丁目8-11
株式会社大同印刷所 1F
TEL:06-6453-2041 FAX:06-6453-2003

前回のレポートはこちら

《お申し込み方法について》
※下記の申し込みフォームからお願い致します。
※ご応募多数の場合は抽選となることがあります。
 「お申し込み」=「予約成立」ではございませんので、ご了承願います。
※ご予約成立後、1週間以内に参加費のお振込をお願い致します。
※お客さまのご都合による予約のキャンセルは固くお断りいたします
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名刺印刷コース 4,800円(3h) ⇒ 申込み 満席
はがき印刷コース 5,500円(3h) ⇒ お申込み 満席

※参加者がデザインしたデータを樹脂版に製版して印刷します。
※樹脂版の製版も体験できます。
※ナビゲーターが操作のご案内をさせていただきますので、初めての方でも安心です。

【用 紙】ハーフエアコットン<180>、クッション紙など10銘柄の特殊紙を30枚。
               持ち込み可。
【インキ】水性インキ(金銀白を含む10色)。ご希望の方は油性インキも選択できます。
     初めての方やお子様には水性インキをおすすめしています。
     色替えが楽で、レインボー印刷も簡単に楽しめます。
     本格的にチャレンジしたい方や、バーコ印刷が目的の方には油性インキを
     おすすめします。 
【印刷版】樹脂版(1版)を使います。2版目以降はオプションで追加可。
                活字は使いません。
【オプション】樹脂版(2版目以降)1,000円/版。用紙の追加10枚500円
                    亜鉛版(名刺サイズで2,000円~)
                    終日コースに変更(3,000円)
                   ※樹脂版の追加は入稿時までにお申し込み下さい。
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時間貸しコース(経験者のみ) ⇒ お申込み (満席)
4,000円(3h/台)、追加1,000円/1h
 ↓詳細はこちらをご覧ください↓
 http://kappan.did.co.jp/p/blog-page_3306.html
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《データ作成・入稿について》
※データ作成のポイントや注意事項はこちらをご覧ください。
※入稿期限は、ワークショップ当日の1週間前です。
※入稿方法は、参加者様にメールでご案内致します。

《ナビゲータのご紹介》
 toku(うお座、AB型)
癒し系天然属。愛想笑いが苦手。かわいい雑貨に目が無い紅一点。
得意技:レインボー印刷、グラデーション印刷
ひと言:世界でひとつの作品を一緒に作りましょう ^0^/

 miya(おうし座、B型)
一見草食系に見えるソフトな物腰だが、根は体育会系。研究熱心。
得意技:グラデーション印刷、バーコ印刷
ひと言:活版印刷を楽しんでいただけるよう、がんばります!

 Y(ふたご座、O型)
なに活の所長。活版資材やコットンペーパーを輸入するほど活版にはまる。
とうとうアメリカ製のVandercookという印刷機(プルーフプレス)まで輸入してしまいました。
得意技:印圧
ひと言:心に残る印刷をお手伝いします!


《参加者アンケートより》
・本当に楽しかったし、気がついたら夢中になっていました。

・もっとたくさん刷りたい!と思ってしまいました。
 友人にもすすめてみようと思います☆

・今度は時間貸しで再度チャレンジしたいと思います。

・製版から体験できて大変楽しく興味深かったです。
 次ぎは2版での印刷をやってみたいです。

・1枚と同じ物ができない“手づくり”を体験できました。

・普段はデザインの仕事上、PCの前に座ったままですが、印刷の工程を実際に体験することで、違う視点からデザインを見ることができ楽しめました。

・ベタの部分がかすれやすく苦労したけど、最後の方になるとコツをつかめて上手くなってきた気がする。もっと極めたかった(笑)。

・東京から来た甲斐がありました。

・たくさんの方のデザイン、工夫、色使い、etc.を拝見することができて楽しかった。スタッフの皆さんフレンドリーでリラックスして過ごすことができた。

・いろいろなハプニングがあり、その中から生まれてくるもの、久し振りに何かが生まれる瞬間に立ち会えたと思います。分かりやすく丁寧なご対応ありがとうございました。

・製版の工程がおもしろかったです。色合わせが難しいですね。

・用紙をいろいろ試すことができたため、印刷の仕上がりを比べることができたことはかなり勉強になりました。

・紙の種類も豊富で、紙を加工する為の道具や箔押しも体験できてとても楽しかったです。
 印刷機が実際に動いている様子は、見応えがあってとても興味深かったです。

・また来たいです。次回はバーコ印刷をたくさん…!

・紙質などにより違う風合いの印刷になったりなど、楽しく体験させて頂きました。
 (また、工程が知れた事も)…

・樹脂版の作成の工程から知ることができ、とても楽しかったです。仕上がりも満足しています。

・あの製版の機械が素敵でした。



Letterpress workshop in Osaka,Japan[Nanikatsu]


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