【Ask about our custom printing】
オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、バーコ(盛上げ)、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。
名刺、招待状、ステーショナリー、年賀状のカスタムプリンティング承ります。 ワークショップや、活版印刷機の時間貸しもしています。

大阪府公安委員会 第621130180010号 株式会社大同印刷所

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 活版印刷ワークショップ in 大阪
 5月26日(土)開催分の参加者募集中です。  
   
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2018年11月30日金曜日

インテロバング‽と金属活字 AMERICANA

調べ事があって活字見本帳をめくっていると、偶然、インテロバング「‽」に目が留まりました。
インテロバング「‽」が金属活字にもあったんだ、という事でこの書体を調べてみました。
※1

以前にもブログに書いたことがありますが、疑問符「?」と感嘆符「!」の意を併せ持つインテロバング「‽」は、1962年にMartin K. Speckter氏によって作られたそうです。

過去ブログ記事
「? + ! = ‽」

この書体は1966年(1965年という説もある)にRichard Isbell氏によってデザインされたAMERICANAといい、アメリカを代表する活字鋳造所ATFから金属活字としてリリースされました。
インテロバング「‽」(ATFではinterabangと呼んでいた)は、17世紀後半のクォーティションマークの登場以来初となる約物で、アメリカ人の手によるものということもあり、ATFはAMERICANAへの採用を決めました。
どうやら市場の反応を確かめた後に他の書体にも導入していく計画だったようです。
自動鋳植機におされ1920年代をピークに手組み用活字の市場が縮小していくなか、ATFの期待ほど浸透しなかったようです。
残念ながらAMERICANA以降の活字に採用されることはなく、結果的にAMERICANAはインテロバング「‽」を持つ唯一の金属活字となりました。

AMERICANAは、短くて僅かに凹みを持つセリフ、大きなxハイト、短いアセンダーとディセンダー、アセンダーラインより僅かに短いキャップライン、広い幅といった特徴が、エレガンスへの回帰という当時のトレンドに合致して好評だったようです。
その為でしょうか、複数のフォントベンダーからデジタルフォントで復刻されていますが、残念ながらインテロバング「‽」は収録されていないようです。
ユニコードには設定がありますから(U+203D)、インテロバング「‽」が再び注目されることになれば収録されるかもしれませんね。

Richard Isbell氏はアメリカ人の両親のもと1924年にカナダで産まれ、幼少時にアメリカのデトロイトに戻ります。
1945年にゼネラルモータースでレタリングとデザインのキャリアをスタートし、キャリアアップを重ねました。
1980~90年代のキャディラック(セビル)、ビュイック、シボレーなどの見慣れたロゴタイプも彼の仕事です。
昔乗っていた車にも彼のデザインしたロゴタイプがありましたので、意外な接点を知って親しみを感じました。
※2
1993年にATFの鋳造設備や資料などの資産がオークションにかけられた際、AMERICANAに関する資料を入手した方がその一部をflickrにアップロードされています。
参考画像
https://www.flickr.com/photos/53177163@N00/sets/72157626458523930/

PIED TYPE vol.2
ATFのオークションで鋳造機と母型を落札し、ATF活字の鋳造を引き継いだ方がいました。
ATF活字の鋳造は無事に引き継がれたかに見えましたが、、、。
その後の顛末はzine「PIED TYPE vol.2」に取り上げております。
ご興味のある方はぜひお買い求めください。
PIED TYPE vol.2  1,080円(税込)

【PIED TYPE 取り扱い店

(東京)
Readin’ Writin’ BOOKSTORE(東京都台東区寿2-4-7 Tel: 03-6321-7798)
First Universal Press(東京都台東区寿2-7-8 Tel: 03-5830-3238)

(神奈川)
築地活字(神奈川県横浜市南区吉野町5丁目28-2 Tel: 045-261-1597)

(大阪)
prism(大阪市北区大淀中3-8-11 Tel: 06-6453-2041)

オンラインショップでのお買い求めはこちら

出典
※1 MAC McGREW (1996) American Metal Typefaces of the Twentieth Century, New Rochelle, NY: Oak Knoll Books 
※2 David Consuegra(2011) Classic Typefaces, NY: Allworth Press

2018年11月17日土曜日

DIYでボーンフォルダの製作

製本で使うボーンフォルダをDIYで作ってみることにしました。
ジビエ工房で猟師をしている友人に相談して鹿の骨を譲っていただきました。
素材と道具が揃ったので、朝から鍋で煮ていきます。
アク取りと水の補給を繰り返しながら煮込むこと3時間。
骨に付着していた肉や筋をきれいに取り除きました。
乾燥させた後、仕上がりの形状をイメージしながら糸ノコで骨を分割しました。
骨の中の骨髄を取り除いてまた乾燥させます。
骨の油分を取り除くために脱脂します。
1~2週間漬け込む予定なので今日はここまで。
つづく

兵庫県養父市大屋町和田365

猟師である友人が運営しているジビエ工房です。
鹿肉をメインに地域の恵みをジビエファンに提供されています。
HACCP対応で安全安心なジビエを提供されている他、ジビエの発展に向けたトレサビリティ・システムの開発やグッズ製作など多方面に活躍。





2018年11月2日金曜日

新年の準備はお早目に


【活版印刷年賀状は早めの準備がお得です】
11月18日までにご注文いただくと、通常料金から10%OFFとなります。
複数割引も適用されますので、ご注文はお早めに
https://www.did.co.jp/nenga/design/index_kappan.php

オリジナル年賀状印刷も承ります
お客様が作成されたオリジナルデザインデータのご入稿で、
あなただけのオリジナル年賀状を印刷いたします。

木活字のカレンダーも好評発売中です。
prismショップにてお買い求めいただけます。

2018年7月23日月曜日

臨時休業のお知らせ

7月26日(木)~7月30日(月)まで臨時休業とさせていただきます。
つきましては期間中の製版、印刷業務とお問合せ対応をお休みさせていただきます。
お客さまにはご不便ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦くださいませ。

7月28日(土)29日(日)は活版TOKYOに出展いたします。
http://kappan.tokyo/

29日(日)はトークショーでお話しさせていただきます。
http://kappan.tokyo/talk_show/

2018年7月20日金曜日

活版TOKYOのトークショーでお話しさせていただきます

活版TOKYO 2018で開催されるトークショーの午後の部でお話しさせていただくことになりました。
会場巡りの合間に涼みがてらお越しください。


7月29日 (日) 13:30 - 14:20
テラススクエア 2F
参加費 1,000円
入場券のお買い求めはこちらから
https://kappan-tokyo-talkshow02.peatix.com/ 

前半はアメリカ10州15都市を巡った修行の旅を通じて学んだことをお話しします。
印象的だった印刷所、活字鋳造所、印刷博物館、ワークショップ、図書館、大学などをご紹介します。
レンタカー&モーテルの一人旅の醍醐味や失敗談も。
後半はアメリカでの活字と印刷機と技能を継承する取り組みから学んだプロジェクト「活版レスキュー」の活動についてお話しします。
原動力は譲る人、譲られる人に加え、印刷機材の流通に関わる人も巻き込んだシンパシーにあり。

2018年6月29日金曜日

活版+オンデマンド+シルクで開業準備

新しくお店をオープンされるオーナーさんより、ロゴデザインから名刺、ショップカードと前掛けの印刷のご依頼をいただきました。
初回の打合せの際、ロゴタイプのベースになる書体についてお尋ねいただきましたので、書体の種類をご説明させていただいた上でいくつか候補を挙げさせていただきましたところ、イメージを練る為にとprismショップで販売していた欧文書体一覧の洋書をご購入いただきました。
開業日まで日があまりなくて心配でしたが、研究熱心なオーナーさんのおかげで二回目の打合せはとてもスムースに進みました。
クラシカルで重厚なイメージというリクエストに沿ってロゴデザイン完成。
名刺は活版、ショップカードはオンデマンド、前掛けはシルクという選択になりました。
















積極的に宣伝していませんが、弊社ではスクリーン印刷も行っています。
ロゴの大きさやプリントする位置はオーナーさんの体格に近いスタッフをモデルにして決定しました。
版をセットしたらスキージーの角度、圧、スピードをしっかりイメージしてエイやっと。
















濃色の生地に白インキですが綺麗に刷れました。
アパレル用のプラスチゾルインキで印刷した後、熱プレスで仕上げますので洗濯堅牢性もばっちりです。
前掛けの他にもエプロン、Tシャツ、トートバッグも印刷可能です。
















今回ご依頼いただいたのは野田阪神駅より徒歩8分のロケーションに誕生した植物と鉢のお店「SUN ROOM」さん。
緑あふれるレトロな店内には個性豊かな植物たちが勢ぞろいしていて、きっとお気に入りの鉢が見つかるはず。
レア物も扱っておられるとのことなので、素敵な出会いがあるかも。
育てやすいものを中心にセレクトされているとのことなので、これからボタニカルライフをスタートしたい方にもおすすめ。

















PLANTS & FINE POT SUN ROOM
大阪市福島区鷺洲3-5-10 誠産業ビル2階
(日之出温泉向かい)
営業時間:10:00~17:00 定休日:日、月
Instagram
Sunroomfukushima@gmail.com

2018年5月19日土曜日

手漉き和紙と活字組版

アメリカでの作品販売で大変お世話になっているKUJIRAのSachikoさまから名刺作成のご依頼を頂きました。
















日本のアーティストの作品をアメリカでご紹介されているということもあり、用紙は手漉き和紙をお勧めさせて頂きまして、土佐の楮に決定。 屋号にピッタリのアンティークの版が偶然ありましたので、これもお勧めしてデザイン完成。
















刷り色はシルバーを基調にしたブルーグレーを調色。 海を渡って無事お納めできました。

prismショップ(実店舗)のリニューアル休業のお知らせ

このたび印刷機と活字キャビネットを増設することになり、工場のリニューアルを行います。
作品制作の幅を拡げるため、金属活字も大幅に増強します。
つきましては、5/21より当面の間prismショップ(実店舗)を休業いたします。 印刷業務、ネットショップとイベント出展については平常通り営業いたします。
ご不便ご迷惑をお掛けしますが何卒ご容赦の程お願いいたします。





































2018年4月25日水曜日

活版レスキューよりお知らせ

レスキュー案件(都内)
高台のシリンダー、手差しのストップシリンダー、ハイデルプラテン、テキン等。
詳細は追ってお知らせします。
ご興味ある方は、ご一報を。

臨時休業およびGW期間中の営業のご案内

4/26(木)~4/28(土)まで出張のため、印刷及びお問合せ業務をお休みさせていただきます(デザイン部門、事務部門は営業しております)。
GWはカレンダー通りの営業となり、4/29(日)30(月)、5/3(木)~5/6(日)は休業とさせていただきます。

2018年4月23日月曜日

第5回「活版印刷の話が聞きたい」にてお話しさせていただきます

東京台東区にある素敵な本屋、Readin' Writin' BOOKSTOREさんにて開催される第5回活版印刷の話が聞きたいでお話しさせていただきます。
まだお席に余裕があるとのことですので、ぜひご参加ください。
【日 時】4月28日(土)11:00〜12:30(開場10:30)
【会 場】Readin’ Writin’ BOOKSTORE(東京都台東区寿2-4-7)
【参加費】1,500円 ※ドリンクは別途500円
【定 員】20名
【聞き手】東條メリー(「活版印刷の話が聞きたい 斎藤喜徳編」著者)
【申込方法】こちらの [ Googleフォーム ] よりお申し込みください。
【お問い合わせ先】担当:東條様、落合様( info@readinwritin.net)
https://andantino.themedia.jp/posts/4007331





















PIED TYPE vol2 は4月28日(土)発行です。
Readin' Writin' BOOKSTOREさんにてお買い求めいただけます。













2018年3月30日金曜日

MBS毎日放送の報道番組VOICEさんで、活版レスキューの取り組みと活版ワークショップ大阪を取材していただきました。
3/28(水)放送のアーカイブがこちらでご覧いただけます。
http://www.mbs.jp/voice/special/archive/20180328/



















撮影風景はこんな感じでした。
取材が入り、いつも以上に賑やかなワークショップになりました。

















活字クラスは木活字をグルンパで刷りました。

















何か刷ってくださいと突然言われて即席で刷りました。
















自身の作品作りでは何日か後に見直して修正していくのが常なので、背景は後日に追い刷りしました。

2018年1月31日水曜日

活版ワークショップ大阪 春のキャンペーンのお知らせ

先日、卒業制作に活版を取り入れたいという学生さんの作品制作をサポートさせていただきました。
プロダクトデザインの視点から6種の印刷技法を選ばれ、その制作手法の1つとして活版を選ばれたとのことでした。
作品の発表前ですので詳細は控えますが、誰にとっても身近な存在に活版を取り入れることができると気づかされてワクワクしました。
教える、教えてもらうといった一方通行ではなく、お互いの意見を交換しながらのモノづくりがワークショップの醍醐味とあらためて実感した次第です。





















そんな事もあって、若い方に活版の魅力を知っていただきたいとの思いが強くなり、次回のワークショップで若い方ほどお得なキャンペーンをすることにしました。

次回3月24日(土)は年齢×100円キャンペーン
※満席になりました
ルール1. 参加費は年齢×100円(ただし最低参加費1,000円、最高4,800円まで)
ルール2. 年齢は自己申告。永遠の○○歳も可!
ルール3. お子様は保護者同伴にて(保護者1名は無料。お子様のお手伝い可)

詳細、お申込みはこちらから
活版ワークショップ大阪ホームページ

データ作成のお時間が無い方には既成デザインのご用意もございます。
活字クラスでは、prismの大人気アイテム「余白ノート」を、ご自身のオリジナルバージョンで作成いただけます。
表紙の印刷内容はお好みでアレンジ可能です。













8色の用紙をお好みで組み合わせできます。
















罫線の種類もいろいろありますので、お好みの組み合わせを見つけてください。
















レギュラークラスでは春に向けておすすめの名刺デザインもあります。
印刷内容をお知らせいただけましたらこちらでデータ作成いたします。

















オプション(+5,000円から)で耳付き和紙もご用意できます。

2018年1月4日木曜日

新年のご挨拶と今年の抱負

新年明けましておめでとうございます。

昨年は1点ものの作品から1万枚のビジネスカードまで多種多様なご依頼をいただきまして有難うございました。
デジタルデータから製版する樹脂凸版、金属凸版のみならず、木活字と金属活字のストックを増強して活字によるデザインワークを少しづつ幅を拡げ、メディアにも取り上げられました。
引き続き活字を充実させ、デザインのバリエーションを増やしていくとともに、活字鋳造所とも連携を深めて活字の使用の機会を増やしていきたいと考えています。

従来より和紙の産地に足を運び、積極的に和紙のご提案に注力して参りましたが、昨秋に訪問した土佐和紙の産地でお願いしている特漉きはテストを終え、春頃を目途に完成の見込みです。
今年も引き続き自ら産地に足を運んで厳選した和紙をご要望に応じてご提案させていただきます。

定期的に開催しているワークショップでは、気楽に楽しめる活字クラスなど若い方が気軽に楽しめるカジュアルなクラスを増やしたいと考えています。
また、昨年、作品制作の依頼で実験的に行った金属凸版に水性インキを用いた滲みの創作のように、常識に捕らわれない手法も取り入れていきたいと考えています。

昨年は例年よりご縁があって多くの手フートをレスキューしました。
引き続きプライベートプレスの機材の入手、メンテナンス、製版のサポートを継続していきます。
特に軽視されがちな安全に関する情報の提供に注力し、100%天然植物抽出油の洗浄液や活字用手洗いせっけん液など資材販売にも注力して参ります。

一昨年で一区切りとしたアメリカへの修行の旅の次のステップとしてシカゴのセールスパートナーに在庫販売をお願いし、念願の通年販売をスタートすることができました。
シカゴの公的機関でのグループ展にもお誘いいただき、今夏を目標に企画を温めているところです。
アメリカの修行の旅で見聞したことを紹介する目的で創刊したzine「Pied Type」の2号の原稿に着手しました。
年内の早いうちに発行したいと思います。

活版印刷をベースに、樹脂版の製版から、箔押し、バーコ印刷、小口染め、型抜きなどの特殊加工まで自社で一貫して行える印刷所としての強みを活かし、本年もクライアント様のあらゆるニーズにお応えできる印刷・加工のプロフェッショナルサービスを提供して参る所存です。

2018年も引き続き何卒よろしくお願いいたします。

(業務内容)
活版印刷・特殊加工およびデザイン制作(なにわ活版印刷所)
樹脂凸版の製版サービス(なにわレタープレス製版所)
ワークショップの運営(活版ワークショップ大阪)
活字・活版印刷機材の輸入販売(なにわ活字店)
中古活版印刷機の整備・斡旋(手フート☆レスキュー隊)


追伸 「Pied Type」2号の原稿を書きながら脱線した妄想を記す。
    実は妄想半分、本気半分(笑)

(妄想その1)
活字の高さを世界共通規格とし、機械のメンテや母型の入手のしやすさや新刻の実績からアメリカで稼働台数の多いモノタイプの鋳造機を標準機とし、各国独自の母型を鋳込める様に治具を製作。
これにより、母型や活字製品が国際的マーケットで取り引きできるようになる。

(妄想その2)
楮や三椏を機械抄きで輸入紙のコットンペーパー並みの厚さに抄き、洋紙並みに身近な厚物和紙として活版印刷で利用。


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