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オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。
名刺、招待状、ステーショナリーのカスタムプリンティング承ります。 ワークショップや、活版印刷機の時間貸しもしています。

大阪府公安委員会 第62113R030016号 株式会社大同印刷所

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2020年8月15日土曜日

夏のチャレンジ 告知とぐだぐだ日記

この夏、弊社でオフセット印刷を担当していた職人が引退されました。
印刷一筋53年でしたので、私が子どもの頃から知っている方でした。

小学生の頃、当時は2階建ての古い木造社屋でした。
年末の掃除に連れて来られて階段を雑巾がけしていると、階段の下で印刷していたこの職人さんに叱られました。
曰く、木の階段の隙間からホコリが落ちてきたんだそうです。
それ以来おっかない印象があったのですが、私が入社して印刷を担当するようになると、折々に印刷談義に花を咲かせてくれました。寂しくなります。
















職人さんの体調が思わしくなく、引継ぎは僅かな時間しかとれませんでした。
UVオフセット印刷をやっているのでオフセット印刷の原理は理解していますが、使いこなせる気がしません。
思い余って活版でお世話になった埼玉の師匠に相談すると、大変有難い事に大阪まで操作指導に来て頂けるとの事。
二日間にわたってオペレーションとメンテナンスのご指導をいただきました。
















師匠と一緒に印刷した時は問題なく刷れたのですが、いざ一人でとなると給紙でトラブります。相棒が変わったためか、印刷機がご機嫌斜めになったようです。
オペレーターが変わったり、移転をすると機嫌が悪くなる…古い機械でのあるあるです。
分解清掃をして原因がわかりましたので、修理して準備万端となりました。
将来的にはこの印刷機もUV仕様に改造したいなと夢が膨らみます。
















活版レスキューはこのところ引き合いが多いです。
大阪、鹿児島で譲渡と整備で4件のご成約。
来週は小型のテキンが1台入る予定。
















樹脂凸版の製版機も成約しました。
露光ランプを新品に交換して、標準露光時間を確認します。
私もそうですが、できる限りの工程を自身の手によってやりたい方におすすめしたい機械です。
自身で製版のコントロールができるようになると、今までとは違った世界が見えてきます。
活版レスキューでは現在、整備待ちが出ています。
お待たせして大変申し訳ございません。
















暑さのせいか、ノートPCがぶっ壊れました。電源入らず。
分解してみたものの、目視で悪い部品は見つけられず。
買い替えの決心をするも、データのレスキューどうしよう。
















オシロスコープも不調に。
古いモデルなので作りはシンプル。治せるか?
鬼門は高電圧のブラウン管。
真空管アンプでは300~400Vあたりですが、ブラウン管はkVレベルだっけ?
うかつに触るとあの世行きだね。
















子どもたちが夏休みの自由研究を手伝って欲しいとのことで、紙漉きをすることに。
以前に羊と馬のウンチから紙を漉きましたので、別の動物のウンチを提案しましたが即座に却下されました。
今回は着られなくなった服をリサイクルする案にします。
お下がりで譲れない肌着のお古から、木綿製のものを選んで小さく切ります。
















子どもの自由研究なので、ビーターを使うのは卑怯(?)かなと思ってミキサーで挑戦しました。
















様々の苦労を乗り越え、無事コットンパルプにできました。
工程の詳細は自由研究のネタバレになるので自粛します。
西洋の昔ながらのコットンペーパーの製法では、パルプ化する工程でし尿や動物の血液を利用して綿のボロを腐敗させていたそうです。
















ここからは慣れたもの。
















服から紙ができた!!!

















脱水して、
















乾燥させます。無事に任務完了!

















次号PIED TYPE Vol.4では、P22 Type Foundryの映像作品「Making Faces」を特集します。













この映像は、カナダの故ジム・リマー氏の活字製作プロセスを記録したドキュメンタリーです。
ジムは手書きのドローイングからデジタルフォントと金属活字を製作していきます。
フォント製作・管理統合システムIkarusから出力した紙から、手工的にマスターパターンを製作するというユニークな手法は必見です。
紙と木でできたマスターパターンから、鉛板を彫刻してパターンを作成し、そのパターンから母型を彫刻、そして活字鋳造まで、全ての工程を惜しみなく公開しています。

日本語字幕の製作をなに活が担当しており、P22 Type FoundryのVimeoチャンネルで公開される予定です(日本語字幕の無いバージョンは現在公開されています)。
なお、PIED TYPE Vol.4をお買い求めいただいた方には特別付録として映像視聴の特典がありますので、本家サイトで映像をご購入いただく必要はございません。

このお盆休みで字幕作成の第一段階が完了しました。
なに活にとって初めての字幕作品の製作であり、予想以上に苦戦しました。
これから完成に向けてブラッシュアップしていきます。
発行は今秋を予定していますので、ぜひ楽しみにお待ちください。















お盆休みは字幕製作で終わってしまい、例年この時期に刷っていた木活字カレンダーはできませんでした。
さて、どうしよう。

2019年4月10日水曜日

手漉き和紙×活版印刷ワークショップのお知らせ

谷徳製紙所×なにわ活版印刷所
「手漉き和紙と活版印刷ワークショップ」参加者募集のお知らせ
~西宮市北部の名塩で手漉きをされている谷徳製紙所さんとのコラボで二部制のワークショップを開催します~
和紙の代表的な材料の1つである雁皮を用いて一筆箋と封筒を漉きます。
製紙所の見学と手漉きの体験により、昔ながらの製法を継承する名塩紙の制作工程を学べる特別なワークショップです。
また、製造直売の紙製品もお買い求めいただけます。
六甲山系の泥土による天然のやさしい色合いの名塩五色泥入り鳥の子にきっと心を奪われますよ。
(ご自身が漉いた紙は乾燥に日数が必要なため、当日はお持ち帰りいただけません)

漉いた紙を乾燥させた後、テフートという手動式の活版印刷機で印刷をします。
印刷内容は参加者のオリジナルデータまたは既成デザインからお選びいただけます。
既成デザインは雁皮の花をモチーフにした弊社デザイナーjunの新作です。
一筆箋にはお名前かイニシャルを入れることができます。
たて、よこ両バージョンありますのでお好みでお選びください。
刷り色はお好みで。色替えも思いのままに。
データ制作は当方にて行いますので、PCが苦手な方でも安心してご参加いただけます。
印刷日には参加者それぞれのデータを感光性樹脂凸版に製版した後、お一人に1台の手フートで思う存分印刷をお楽しみいただきます。

参加費:6,000円(紙漉き3,000円+印刷3,000円、それぞれ現地にてお支払いください)
定 員:8名
紙漉き:6月1日(土)13時~15時、谷徳製紙所 (残席3名)
    兵庫県西宮市名塩2-2-23​ JR西宮名塩駅より徒歩17分
    製紙所見学ツアー+紙漉きワークショップ
印 刷:6月22日(土)14時~17時(残席2名)
    または
    6月29日(土)14時~17時(満席になりました)
    なにわ活版印刷所(大阪市北区大淀中3-8-11)
    活版印刷所見学ツアー+活版印刷ワークショップ
制作物:雁皮紙(泥なし)封筒4枚、一筆箋20枚

既成デザイン(タテ)

既成デザイン(ヨコ)



谷徳製紙所さんの訪問記をブログに掲載しておりますのでご参照ください。
「名塩和紙の過去、現在、未来を見に行く」
https://kappan.did.co.jp/2013/09/blog-post.html

【お申込み方法】受付は終了しました。
お問合せフォームに必須項目を入力し、「お問合せ内容」に下記をご記入ください。
お申込みの方は次項の【注意事項】に同意いただいたものとします。

・参加希望人数:(2名以上の場合は参加者全員のお名前)
・印刷内容:オリジナルまたは既成デザイン
※印刷日は6月22日(土)のみ

【注意事項】
※当方からの返信をもって予約の確定といたします。
※お申込み状況により、ご希望に添えない場合がございます。
※電話番号は日中連絡可能な番号(携帯など)でお願いいたします。
※オリジナルデータの印刷を希望される方は、印刷日の1週間前までにご入稿ください。
 ・おおよそのサイズは封筒(90×210mm)、一筆箋(80×190mm)です。
  1cm以上の余白を設けてデータを制作してください。
 ・対応バージョンはIllustratou CS6までです。
 ・フォントはアウトライン化してください。
 ・フォントサイズは6pt以上、線巾は0.3pt以上としてください。
 ・CMYKモード、K100%で制作してください。
 ・当方の判断によりデザインの修正をお願いする場合があります。
※現地集合現地解散となります。
※紙漉きと印刷で会場が異なりますのでご注意ください。
※少人数制につき、お申込み後のキャンセルはできません。
※当ワークショップに関するお問合せ、お申込みはなにわ活版印刷所までお願いします。



2018年5月19日土曜日

手漉き和紙と活字組版

アメリカでの作品販売で大変お世話になっているKUJIRAのSachikoさまから名刺作成のご依頼を頂きました。
















日本のアーティストの作品をアメリカでご紹介されているということもあり、用紙は手漉き和紙をお勧めさせて頂きまして、土佐の楮に決定。 屋号にピッタリのアンティークの版が偶然ありましたので、これもお勧めしてデザイン完成。
















刷り色はシルバーを基調にしたブルーグレーを調色。 海を渡って無事お納めできました。

2018年1月4日木曜日

新年のご挨拶と今年の抱負

新年明けましておめでとうございます。

昨年は1点ものの作品から1万枚のビジネスカードまで多種多様なご依頼をいただきまして有難うございました。
デジタルデータから製版する樹脂凸版、金属凸版のみならず、木活字と金属活字のストックを増強して活字によるデザインワークを少しづつ幅を拡げ、メディアにも取り上げられました。
引き続き活字を充実させ、デザインのバリエーションを増やしていくとともに、活字鋳造所とも連携を深めて活字の使用の機会を増やしていきたいと考えています。

従来より和紙の産地に足を運び、積極的に和紙のご提案に注力して参りましたが、昨秋に訪問した土佐和紙の産地でお願いしている特漉きはテストを終え、春頃を目途に完成の見込みです。
今年も引き続き自ら産地に足を運んで厳選した和紙をご要望に応じてご提案させていただきます。

定期的に開催しているワークショップでは、気楽に楽しめる活字クラスなど若い方が気軽に楽しめるカジュアルなクラスを増やしたいと考えています。
また、昨年、作品制作の依頼で実験的に行った金属凸版に水性インキを用いた滲みの創作のように、常識に捕らわれない手法も取り入れていきたいと考えています。

昨年は例年よりご縁があって多くの手フートをレスキューしました。
引き続きプライベートプレスの機材の入手、メンテナンス、製版のサポートを継続していきます。
特に軽視されがちな安全に関する情報の提供に注力し、100%天然植物抽出油の洗浄液や活字用手洗いせっけん液など資材販売にも注力して参ります。

一昨年で一区切りとしたアメリカへの修行の旅の次のステップとしてシカゴのセールスパートナーに在庫販売をお願いし、念願の通年販売をスタートすることができました。
シカゴの公的機関でのグループ展にもお誘いいただき、今夏を目標に企画を温めているところです。
アメリカの修行の旅で見聞したことを紹介する目的で創刊したzine「Pied Type」の2号の原稿に着手しました。
年内の早いうちに発行したいと思います。

活版印刷をベースに、樹脂版の製版から、箔押し、バーコ印刷、小口染め、型抜きなどの特殊加工まで自社で一貫して行える印刷所としての強みを活かし、本年もクライアント様のあらゆるニーズにお応えできる印刷・加工のプロフェッショナルサービスを提供して参る所存です。

2018年も引き続き何卒よろしくお願いいたします。

(業務内容)
活版印刷・特殊加工およびデザイン制作(なにわ活版印刷所)
樹脂凸版の製版サービス(なにわレタープレス製版所)
ワークショップの運営(活版ワークショップ大阪)
活字・活版印刷機材の輸入販売(なにわ活字店)
中古活版印刷機の整備・斡旋(手フート☆レスキュー隊)


追伸 「Pied Type」2号の原稿を書きながら脱線した妄想を記す。
    実は妄想半分、本気半分(笑)

(妄想その1)
活字の高さを世界共通規格とし、機械のメンテや母型の入手のしやすさや新刻の実績からアメリカで稼働台数の多いモノタイプの鋳造機を標準機とし、各国独自の母型を鋳込める様に治具を製作。
これにより、母型や活字製品が国際的マーケットで取り引きできるようになる。

(妄想その2)
楮や三椏を機械抄きで輸入紙のコットンペーパー並みの厚さに抄き、洋紙並みに身近な厚物和紙として活版印刷で利用。


2017年8月7日月曜日

手漉き紙と手組みの活字組版と

名塩の手漉き紙で名刺を作りたいとのことで、ご相談をいただきました。
地産地消とでも言えましょうか、お住まいの近くで漉かれた紙を使いたいとのことで名塩和紙のご指名でした。
名塩の谷徳製紙所さんと洪哉さんは以前、ブログでも取り上げましたが、雁皮や漉き返し(再生紙)に六甲山系の土粉(泥土)を配合するのが特長です。
泥土には白、青、黄、茶の4色あり、混色してつくる白茶をあわせて5色のバリエーションがあります。
今回は青と黄でお作りすることになりました。

「名塩和紙の過去、現在、未来を見に行く」
http://kappan.did.co.jp/2013/09/blog-post.html





















お客さまは帽子を創っておられる作家さんで、海外出張も有るという事で欧文名刺を作成したいとのことでした。
活字組版をご希望で工場見学も兼ねて書体を見たいということでご来社いただきました。
活字を使って紙を凹ませる刷りはやらないので、まず最初にご説明を。
幸いにも凹みはご希望でありませんでした。
続いて伝統的な書体とユニークなディスプレー書体をご覧いただきながら、特徴や由来などをご説明させていただきました。
ちょうど校正機が空いていたので刷ってしまうのが早いということで、お客さまのイメージをお聞きしながら書体の候補を絞っていきました。





















校正刷りではギャレーマグネットという磁石で組版を固定することが多いです。
すごく強力な磁石なので、ずれることはありません。





















デザインの方向性が決まったところで、次は刷り色の打ち合わせ。
青の方はスミ、黄の方は濃茶にすることに。
紙の裏表についてお尋ねがあり、裏面のラフな素材感も捨てがたいとのこと。
そこで黄は裏面に、青は表に刷る事になりました。
校正刷りのやり取りで微修正を重ねて校了をいただき、いよいよ本刷りです。
















パルプを配合した耳付き紙は自動機で刷ることもありますが、耳付き紙は基本的に手フートで刷っていきます。
耳の形状や紙厚を確認しながら1枚づつ丁寧に刷っていますので自動機よりも時間が掛るため、印刷費もちょっぴり割高になりますがご容赦ください。
活字組版の位置合わせには欧米で一般的なゲージピンを使っています。
位置決めした後の微修正はこれが一番使いやすいです。






















カチャーン、カリカリカリ…心地よいリズムとインキの匂いに包まれて。
時折不思議そうに眺める通行人の視線を感じながらの印刷タイム。





















(お客さまのメールから)
凄く素敵な名刺になり、大変嬉しいです。
お仕事場にも行かせて頂き、何度も相談に乗って頂きまして、本当にありがとうございました。
これからも、宜しくお願いします。

***********************************

お客さまにはお喜びいただけたようで良かったです。
お話させていただく中で、どんどんアイデアが膨らんでいく過程がとても楽しかったお仕事でした。
想いをカタチにする仕事ですから、その想いを共有するというプロセスをこれからも大切にしたいです。
スピード重視の世の中ですが、これだけは譲れないトコです。

2016年2月3日水曜日

春の名刺

あっという間に2月になりましたね。
2月は逃げ、3月は去って、気づけば4月という方も多いのではないでしょうか。
名刺のデザインを変えてみたいけど時間がない・・・という方に、春のイメージにぴったりの既成デザインのご紹介です。

お名前や住所などの印刷内容をお伝えいただければ、当社にてデータの作成を行います。
レイアウト変更が必要無い場合は、デザイン費はかかりません。
ご希望によりレイアウトのアレンジや、箔押し・エンボス・空押し・小口染めなどの加工も承ります(別途要見積)。
「自分で刷ってみたい」という方は、3/26(土)のワークショップにぜひご参加ください。
























用紙は定番のハーフエアやクレーンレトラをはじめ、手漉きの和紙もお選びいただけます。
特にご指定の銘柄が無い場合は、風合いや色などのご希望のイメージをお知らせください。
ぴったりの紙をご提案させていただきます。
下の画像は、少し小さ目の42×76mmの手漉き紙です。














手漉き和紙は、楮、雁皮、三椏製をご用意。
色やサイズのバリエーションもございます。
















こちらは特別に漉いていただいた耳付きのコットン紙です。
通常サイズと欧米サイズがあります。
















印刷のご相談、お見積りはこちら

ワークショップのお申込みはこちら

2015年6月9日火曜日

名塩和紙と2色刷り

兵庫県西宮市の北部、名塩(なじお)と言えば「名塩千軒」と言われるほど紙漉きが盛んだった産地。
その名塩に土粉(泥土)を加えて漉く名塩紙を今に伝える洪哉(こうや)さんがあります。
先日、洪哉さんの手漉き紙にてお名刺のご注文をいただきました。
ご依頼いただいたのは植物や昆虫など自然の美しさをテ ーマに国内外でご活躍されているアーティストのAsuka Hishiki 様。
多色刷りというリクエストでしたので、お目に掛かって綿密に仕様のお打合せさせていただきました。
今にも動き出しそうなイラストの生命感を引き立てるため、強めのインプレッションで立体感を演出しました。

Aska Hishiki http://greenasas.com/
Hundreds of Insects http://greenasas.blogspot.jp/
















洪哉さんの手漉き紙には、雁皮(名塩鳥の子)、雁皮間似合(泥入り)、普通間似合(漉き返し泥入り)があり、間似合紙には配合する土粉によってカラーバリエーションがあります。
在庫は常に変動しておりますので、ご希望の方はお問合せください。













谷徳製紙所/洪哉(こうや)さんの訪問記

2014年12月5日金曜日

羊さんのウンチから作った年賀状はいかが?

羊さんのウンチから作った手漉き紙で、活版印刷の年賀状を刷りました。
気になる匂いは・・・ご安心ください!僅かに草とインキの香りがするだけです。

↓羊さんのウンチ・ペーパー作りの様子はこちら↓
http://kappan.did.co.jp/2013/08/blog-post.html

↓Prismショップでお買い求めいただけます↓
http://letterpress.theshop.jp/items/935676



2014年3月16日日曜日

耳付きの手漉き名刺入荷しました

和紙の三大原料の楮、三椏、雁皮と、コットンの耳付きの手漉き紙が入荷しました。
左上より時計回りで、三椏、楮、雁皮、コットンです。


【コットン】
こちらはコットン(コットンの種子につく繊維)です。
コットンペーパーは、欧米ではレタープレスの定番とも言える存在で、ステーショナリーや紙幣などにも用いられています。
手漉きのため個体差がありますが、0.5~0.6mm程度の厚口です。
しなやかで軟らかいので、厚さを感じさせません。
デザインを選ばない素直さを持ちながら、素材としての存在感はしっかり感じさせてくれる印象です。


【楮 (こうぞ)】
こちらは楮です。
クワ科の低木植物で、毎年収穫されます。
和紙の三大原料の1つで、もっとも多く用いられています。
繊維が太く長くて、丈夫で強い紙です。繊細さと力強さを兼ね備えた印象です。


【三椏 (みつまた)】
こちらは三椏です。
ジンチョウゲ科の植物で、三つ又に枝分かれして成長していくのが名の由来だそうです。
柔軟性と光沢感があり 紙幣や証券としても用いられています。
きめ細やかな紙肌で手触りが優しく、優美な印象です。


【雁皮 (がんぴ)】
こちらは雁皮(がんぴ)です。
三椏と同じジンチョウゲ科の植物ですが、栽培が困難です。
野生のものしか入手できないため、供給量は限られます。
細く短い繊維で、きめ細やかな紙肌と光沢が特長です。
今回入荷したものは、両面ともに布目があり、光沢は控えめです。
素材感を活かしたデザインを引き立ててくれそうな印象です。


楮紙には色のバリエーション(白、赤口、クリーム、ココア)があります。


サイズのバリエーションもあります。
一般的に女性名刺と呼ばれるサイズですが、欧米サイズの代用としても使えそうですね。


以上、今回入荷した耳付き手漉き紙のご紹介でした。
お気に入りの紙は見つかりましたでしょうか。
他にも手漉き紙の在庫がありますので、機会をみてまたご紹介させていただきます。
実物をご覧になりたい方は、Prismショップで手にとってお選びいただけます。
ワークショップではご自分で刷っていただくこともできます。(用紙はオプションで選択)
印刷に関するお問合せ、お見積りはこちらからどうぞ。

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