【Ask about our custom printing】
オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、バーコ(盛上げ)、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。
名刺、招待状、ステーショナリー、年賀状のカスタムプリンティング承ります。 ワークショップや、活版印刷機の時間貸しもしています。

大阪府公安委員会 第62113R030016号 株式会社大同印刷所

 なにわ活版印刷所 ホームページ
 https://www.nanikatsu.jp/

   
 活版印刷ワークショップ in 大阪
 レギュラーワークショップは当面お休みします。
 
   
  Prismショップ  レタープレスと紙雑貨
   
  なにわ活字店 欧文活字と装飾活字の販売*
   
  なにわレタープレス製版所  樹脂版の製版サービス

2016年11月30日水曜日

木活字のカレンダー販売開始します

木活字で印刷した2017年の壁掛けカレンダーが完成しました。























こちらは祝日表記のない海外版です。日本版は、祝日を赤丸で表記しています(上の画像参照)。























手動式のプレスで1枚ずつ手刷りしています。















3色刷りなので、組版も刷りも時間がかかります。















日本の伝統的な和綴じで手製本しています。かがり糸には、活字組版を固定する際に使う解版糸に蜜蝋を塗布したものを使っています。

























表紙も木活字で刷っています。























・B4サイズ(257×364 mm)
・3色片面刷り
・木活字組版(曜日と罫線の一部は金属活字)
・和綴じ
・13枚(表紙含む)
※アンティークの木活字を用いているため、一部にカスレやムラがあります。

Prismショップにて販売中です




2016年11月29日火曜日

木活字の活版年賀状を3枚セットで販売中

Prismショップで販売中の木活字の年賀状3枚セットのデザインをご紹介します。

こちらは木活字で干支を表現しました。傾きや位置調整が複雑な多色刷りのため、一般売りを断念せざるを得なかったデザインですが、今回、数量限定品としてご用意いたしました。













使った活字はこちら。位置合わせの大変さがお判りいただけますでしょうか。









こちらはいろんな種類の活字をパズルのように組み合わせしたものです。













組み版はこんな感じです。全体のバランスをみながら活字の間に込め物を入れて間隔を調整しています。












こちらはシンプルに文字を中心に2色で印刷しました。
「ALL」の両脇には珍しいオーナメントをアクセントに配置しました。












「THE」だけ金属活字を使っています。










こちらも珍しいオーナメントを使って文字を中心に組んでみました。








文字の間に木や金属でできた薄い板を入れて文字間を調整しているのが見えますね。








4つのデザインからお好みの3枚を組み合わせをお選びいただくこともできます。













年賀状は少しだけという方におすすめです。
Prismショップ








お名入れは20枚から。干支のデザイン以外のお名入れのご注文は特設サイトにて承ります。
活版印刷年賀状2017







干支のデザインへのお名入れは数量限定にて承ります。












お名入れ込みの価格は他のデザインと同じで20枚11,880円~となります。
ご希望の枚数をお見積りフォームからお知らせください。
限定品のため、予定数量に達し次第受け付けを終了いたしますので、ご了承ください。


2016年11月26日土曜日

年賀状のご準備はお早めに

今年の年賀はがきの投函受け付け期間は12月15日(木)から25日(日)までです。
クリスマスの準備や宛名書きの時間を思うと、そろそろ年賀状の準備を考え始めるのがよさそうです。

なお、弊社の既成デザイン年賀状の受注締め切り日は12月15日(木)ですが、締め切り日の当日にご注文をいただくと製品の発送が27日(火)となり、投函期限を過ぎてしまうことになります。
12月1日(木)の営業時間内にご注文いただいた場合は15日(木)の発送になります。
人気のお年玉付年賀切手も数量限定ですので、ご注文はお早めに。



















【納期について】
既成デザイン年賀状:ご注文日から10営業日目の発送。詳しくはこちら
データ入稿のご注文:ご入稿日から発送まで2週間

既成デザインの年賀状特設サイトはこちら









活版印刷年賀状(既成デザイン)
http://www.did.co.jp/nenga/design/index_kappan.php


データ入稿によるオリジナル年賀状のお見積りはフォームからお知らせください。
http://kappan.did.co.jp/p/blog-page_24.html

※デザイン案や見本画像をお送りいただくときは kappan#did.co.jp へメールをお送りください。(#を@に変換してください)

2016年11月25日金曜日

新・活字ホルダーModerne 2 即納モデルのご案内

新・活字ホルダーModerne 2は、通常は受注生産で納期は約2か月なのですが、今なら数量限定ではありますが即納モデルがございます!
文字好き、活字好きな方へのクリスマスのプレゼントに、今年1年頑張ったご自身へのご褒美にいかがでしょうか。














既にご存知の方も多いと思いますが、あらためてご紹介させていただくと、新・活字ホルダーは築地活字さんと廣田岳さんが協同開発された、手造りの新しい活字ホルダーです。
6ポイントから42ポイント(初号)の活字まで組むことができます。
この新・活字ホルダーの特長を一言であらわすと、活字鋳造と金属加工の専門家が使いやすさと機能美にこだわって一品一品、丁寧な手仕事で作られている製品だということにつきます。















組んだ活字を鑑賞するという楽しみもありますね。















オプションでウッドハンドルやお得な活字セットもございます。















即納モデルをお買い上げいただいた方に、もれなく活版印刷のクリスマスカード(ポストカード)を差し上げます。

なにわ活字店にてお買い求めいただけます(即納モデルは先着順となります)。

http://katsuji.theshop.jp/

2016年11月15日火曜日

お見積り・お問い合わせについて

お問い合せフォームが不調のため、更新いたしました。
また、フリーメールをご利用の方に未着の事例が発生しております。
お問い合わせいただいてから3営業日以内に返信が無い場合は、お手数ですが再度お問い合わせをお願いいたします。

【お見積り・お問い合わせフォーム】
http://kappan.did.co.jp/p/blog-page_24.html

※年内納品の締め切りは12/12(月)を予定しています。
受注状況により早めに締め切らせていただく場合もありますので、お早めのご用命をお願いいたします。

2016年11月8日火曜日

レタープレス修行の旅2016 その1

6年目を迎えた修行の旅のレポートです。
昨年の入国審査で大変不愉快な思いをさせられたので、待ちに待ったLAのはずが着陸の時刻が近づくにつれて憂鬱な気分に。
ところが、いざ入国審査のフロアに行くと無人の機械に案内され、あっという間に手続き終了。
待ち時間無しであっさり入国できました。去年の禅問答のような不毛なやりとりは何だったんだろうと拍子ヌケです。
到着ロビーに出るとセールスパートナーのSakiが待っていてくれました。レンタカーを借り出し、ランチに。

DAY 1 : 9月30日(金)ロサンゼルス(カリフォルニア州)
ランチの後、前から行ってみたかったダウンタウンにある本屋さんのThe Last Bookstoreに到着。
古書が中心とのことでしたが新刊もありました。













ピンボケばかりで良い写真が撮れていなかったので、ご興味のある方は検索してみてください。面白い本屋さんです。















探していたタイポグラフィー関連の古本があったので購入。













さて、お手洗いにでもと思ったところで、トイレありませんの張り紙発見。コーヒーブレイクにするかと有名コーヒーチェーン店に入るも、ここも貸してくれない。
Sakiもそろそろと思っていたらしく、飲み物片手に二人してトイレ難民という笑えない状況に。
ようやく見つけた小さなショッピングモールのトイレの前にはガードマンが。
買い物客しか使えないそうなので、隣りのドーナツ店でドーナツを購入して間一髪セーフでした。
他の街のお店では、買い物したら快く貸してくれていたのですが、土地柄でしょうか。


DAY 2 : 10月1日(土)ロサンゼルス(カリフォルニア州)
今年もやって来ましたLA Printers Fair。
出店できるのはSakiのサポートのおかげです(旅行者が収益を上げる行為はできません)。
5年連続で来ているので覚えていてくれる方も増えてきて嬉しい限りです。
今年は木活字をピザ箱に詰めて販売する名物ベンダーの出店がなくて残念でした。















ミュージアムのあちこちで実演されているデモンストレーションや印刷体験で多くのお客さまが楽しまれていました。















プレスや機材の販売もいつも通りでしたが、Vandercookはありませんでした。昨年、2台目を購入した時は円安の時期だったので悩んだのですが、今にして思えば良いタイミングでした。















フェアのあとSakiを空港に送ってお別れです。私も夜の便でポートランドに向かい、定刻通り22時過ぎに到着。
レンタカーを借り出して雨の夜をモーテルに向かいます。
夜の運転はしないようにしているのですが、今回はスケジュールの兼ね合いでやむなく。

DAY 3 : 10月2日(日)ポートランド(オレゴン州)
イベント終了の安堵感と時差ボケの影響でしょうか。目覚めたのはお昼前でした。
あわてて出かけて、紙漉きと活版印刷のスペースを持つOblation Papers & Pressを訪問。
グリーティングカードと紙雑貨のお店の奥に工房が設けてあるというスタイルでした。
ここでは手漉きの耳付きコットンペーパーに印刷されたカードが気に入りました。
私もコットンパルプは入手済みでいつでも漉けるのですが何時になることやら。
常設の紙漉きスペースが羨ましかったです。















店の入口脇に置かれたタイプライター。ご自由にお使いくださいということのようです。この後、小さな男の子が二人やって来て夢中になっていました。















荷物が多くなってきたので国内線での移動までに日本に送ってしまうことにします。郵便局に行って箱と伝票をもらってきました。

DAY 4 : 10月3日(月)ポートランド(オレゴン州)
カードや雑貨を扱うLittle Otsuは、おしゃれなセレクトショップ的なお店でした。
日本製の雑貨が結構並んでいたのが印象的。
荷造りした荷物を郵便局に出しに行ったあと、レンタカーを駐車場に停めて徒歩で散策することに。
日本で使っているスマホをVerizonのプリペイドWifiに接続して案内を任せましたが、現在地の表示がまるでデタラメ(GPSはもちろんON)。
背の高い建物に囲まれたエリアだったせいかも知れませんが、突如変わる現在地に随分時間を無駄にさせられました。
そう言えば6年前のニューヨークでも同じような目にあったことを思い出し、旅の終盤に我慢できずにプリペイド携帯を購入したところ問題ありませんでした。
原因は判らないままですが、ひょっとしたらスマホ自体が4Gの電波をキャッチしていないと精度が出ないのかもしれません。詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。
目的の書棚を探すのも苦労する巨大な書店Powell's Booksに何とか到着。
限られた時間でしたので、欲しい本を見つけられず残念。

DAY 5 : 10月4日(火)移動日
アメリカの大きさをあらためて意識させられる移動日。















慣れてきたとは言え、搭乗前の厳しいセキュリティチェックや、乗り継ぎ便の遅延の心配などで飛行機での移動は気が重いのです。
早朝の4時前にポートランドの空港に到着、シカゴで乗り継いでニューヨーク州中央部のシラキュース空港に着いたのが17時前。















レンタカーを借り出し、スーパーでビールと食料を調達してモーテルに着いたのが18時過ぎ。移動時間に時差も加わるので一日仕事です。
明日からは旅の後半戦です。

つづく

レタープレス修行の旅 その2



なに活ムービー

人気の投稿

Translate