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オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。
名刺、招待状、ステーショナリーのカスタムプリンティング承ります。 ワークショップや、活版印刷機の時間貸しもしています。

大阪府公安委員会 第62113R030016号 株式会社大同印刷所

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 活版印刷ワークショップ in 大阪
 レギュラーワークショップは当面お休みします。
 
   
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ラベル 木活字 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2019年10月7日月曜日

旅する活版印刷所 港まち神戸へ

10月5日(土)と6日(日)にフェリシモさんが開催された二日限定工房[ディープなアナログ印刷]で出張ワークショップを行いました。
https://bukatsu.felissimo.co.jp/2days_kobo.html?xid=p_nr_ot_191005_RELEASE
ディープなアナログ印刷というコンセプトに合わせて、今回初めての試みとして大きなグルンパ(Vandercook)を神戸まで運んできました。
12ラインの木活字を4種類持ってきました。3人同時に組版できるようにセッティング。
お好きな言葉を選んで活字を集めます。
多くの方に印刷していただくための工夫として、グルンパでは通常使わないチェースを用いて位置合わせの手間を省力化しました。
組版ができたらチェースをセットしてグルンパ!
カラフルな本文用紙を組み合わせて手製本で余白ノートを仕上げます。
活字から受けるインスピレーションをお楽しみいただけたようです。
小さなお子さまもたくさん参加してくださいました。
安全のため手を添えていますが、もう立派なプリンター。
手製本もばっちり。
鉛筆と色鉛筆の名入れは箔押し機で。
少しコツがあるのですが、みなさん直ぐにつかんでおられました。
物販コーナーも設置。会場周囲には大判ポスターも展示。
イベントが無事終了して撤収タイム。
重量物のグルンパの搬入出も自分たちで。
無事に大阪へ。次はどこへ旅に出ようか。



2018年1月4日木曜日

新年のご挨拶と今年の抱負

新年明けましておめでとうございます。

昨年は1点ものの作品から1万枚のビジネスカードまで多種多様なご依頼をいただきまして有難うございました。
デジタルデータから製版する樹脂凸版、金属凸版のみならず、木活字と金属活字のストックを増強して活字によるデザインワークを少しづつ幅を拡げ、メディアにも取り上げられました。
引き続き活字を充実させ、デザインのバリエーションを増やしていくとともに、活字鋳造所とも連携を深めて活字の使用の機会を増やしていきたいと考えています。

従来より和紙の産地に足を運び、積極的に和紙のご提案に注力して参りましたが、昨秋に訪問した土佐和紙の産地でお願いしている特漉きはテストを終え、春頃を目途に完成の見込みです。
今年も引き続き自ら産地に足を運んで厳選した和紙をご要望に応じてご提案させていただきます。

定期的に開催しているワークショップでは、気楽に楽しめる活字クラスなど若い方が気軽に楽しめるカジュアルなクラスを増やしたいと考えています。
また、昨年、作品制作の依頼で実験的に行った金属凸版に水性インキを用いた滲みの創作のように、常識に捕らわれない手法も取り入れていきたいと考えています。

昨年は例年よりご縁があって多くの手フートをレスキューしました。
引き続きプライベートプレスの機材の入手、メンテナンス、製版のサポートを継続していきます。
特に軽視されがちな安全に関する情報の提供に注力し、100%天然植物抽出油の洗浄液や活字用手洗いせっけん液など資材販売にも注力して参ります。

一昨年で一区切りとしたアメリカへの修行の旅の次のステップとしてシカゴのセールスパートナーに在庫販売をお願いし、念願の通年販売をスタートすることができました。
シカゴの公的機関でのグループ展にもお誘いいただき、今夏を目標に企画を温めているところです。
アメリカの修行の旅で見聞したことを紹介する目的で創刊したzine「Pied Type」の2号の原稿に着手しました。
年内の早いうちに発行したいと思います。

活版印刷をベースに、樹脂版の製版から、箔押し、バーコ印刷、小口染め、型抜きなどの特殊加工まで自社で一貫して行える印刷所としての強みを活かし、本年もクライアント様のあらゆるニーズにお応えできる印刷・加工のプロフェッショナルサービスを提供して参る所存です。

2018年も引き続き何卒よろしくお願いいたします。

(業務内容)
活版印刷・特殊加工およびデザイン制作(なにわ活版印刷所)
樹脂凸版の製版サービス(なにわレタープレス製版所)
ワークショップの運営(活版ワークショップ大阪)
活字・活版印刷機材の輸入販売(なにわ活字店)
中古活版印刷機の整備・斡旋(手フート☆レスキュー隊)


追伸 「Pied Type」2号の原稿を書きながら脱線した妄想を記す。
    実は妄想半分、本気半分(笑)

(妄想その1)
活字の高さを世界共通規格とし、機械のメンテや母型の入手のしやすさや新刻の実績からアメリカで稼働台数の多いモノタイプの鋳造機を標準機とし、各国独自の母型を鋳込める様に治具を製作。
これにより、母型や活字製品が国際的マーケットで取り引きできるようになる。

(妄想その2)
楮や三椏を機械抄きで輸入紙のコットンペーパー並みの厚さに抄き、洋紙並みに身近な厚物和紙として活版印刷で利用。


2017年11月14日火曜日

活版の楽しさ【光の版画】

前回の
活版の楽しさ【インスピレーション】
のつづきです。

樹脂版は活字と同様に、とても魅力的な版です。
光によって硬化する樹脂の特性を利用した版がアメリカのタイム社から発表されたのが1957年(昭和32年)です。
活版印刷の歴史からみれば最新の技術と言えるかもしれませんが、自分よりも先に誕生したという点では長らく実績を積み上げてきた先輩です。
その後各社から様々のタイプの感光性樹脂凸版が発売されるに至り、1970年には日本の新聞社にも導入されました。
今ではメインユーザーのシールラベル業界に向けて様々な特性を持った樹脂版が上市されています。

過剰な印圧を掛けて文字や線画が太るから使えないという向きもありますが、それは使う側の勝手な理屈であって樹脂版には何の罪もありません。
金属版より安価であることから、安売りの道具として使うことにも違和感を感じています。
硬さのバリエーションがあることや、インキの着肉性の良さ、細密表現などの利点をどう活かすかという使い手の力量が問われる版であり、私が自家製版に拘る理由でもあります。

10年ほど樹脂版の製版をするなかで思うのが、樹脂版は「光の版画」と言えるということ。
露光の加減によって細密な表現のニュアンスも変わってくるのです。
また、データから出力したネガフィルムだけでなく、手工的に製作したフィルムを使えば表現のバリエーションが増やせます。
光を遮断すれば良いので、物質を直接置いても構いません。
下のフィルムはPETフィルムに霧吹きで水玉をつくり、その上から缶スプレーで着色したものです。
















この手法で制作したのがこれ。
まず地色のベタを刷り、次に水玉模様の版を琵琶湖の形にくり抜いて刷り、最後に木活字と金属活字という工程です。
「LAKE BIWA」





















マーブリング、墨流し、スポッタリング(ブラシに含ませたインクをはじく)、スクラッチ(ひっかく)など、いろんな技法が応用できますね。
スポッタリングで作った版でグラデーション刷り。





















木版を刷り重ねて。





















文字を木活字で刷って完成。
「YOU&ME」





















凸版とは異なる製版テクニックが必要ですが、凹版を製版することもできます。
墨流しの技法で制作したフィルムを使って制作した凹版のプリント。
「Quo moriture ruis? 」

















ここにも不自由さの中に自由を感じています。




2017年11月7日火曜日

活版の楽しさ【インスピレーション】

以前に取材を受けた「す・またん!」(読売テレビ)と「おはよう関西」(NHK)の放送が終わりました。
2番組とも異なる視点で活版印刷の魅力を取り上げていただけて良かったと思います。

おはよう関西(NHK)11月6日(月)放送分の動画はこちら(期間限定です)

どちらも短いニュース番組でしたので、伝えきれなかった魅力について書き加えたいと思います。
「す・またん!」で取り上げていただいた樹脂版の魅力については後日お話しすることにして、「おはよう関西」で触れていただいた、「紙と版に向き合う中で多様なデザインを生み出す表現方法」について。

文章を考えながら組版をするとき、活字とコンピュータでは言葉の選び方が変わってくる・・・両方の組版を知る方からそんな声を聞くことがあります。
活字を拾って組版をするには、時間が掛かるし、制約も多くなります。
また、一旦組んだ組版を大幅に修正するのも大変な手間が掛かります。
時間も手間もかかる分、言葉選びに影響を与えているのかもしれません。
活字という物質の重みが、言葉の重みに重なって感じられるからかもしれません。

活字が印刷の主役だった時代から写植、コンピュータの時代に移り、活字はとても不便な道具になりました。
その1つに書体やサイズごとに揃えなければならないことが挙げられます。
弊社は1980年代に全ての活字と活版印刷機を処分したため、この10年であらたに集めなおす必要がありました。
自身の作品づくりにおいて使いたいサイズや書体が無いということが頻繁にあるため、手持ちの活字でいかに表現するかに苦心することになる訳です。
例えばこれは大文字のPですが・・・
















上下を逆さにして小文字のdとして使ってみたり。





















感嘆符と疑問符が一緒になったインテロバングを眺めていたら・・・
















思いついたことばを刷ってみたり。





















活字が目や口に見えてきたり。
















ハロウィンのカボチャに見えてきたり。





















干支に見えてきたり。





















いろんな書体をパズルのように組み合わせたり。





















文字と装飾活字を組み合わせてバンドのロゴをデザインしたり。
下に伸びる5本線は5人のメンバーと、リズム、ダイナミクスの意を込めて。





















私はコンピュータでのデザインは全く出来ないのですが、活字を眺めたり触ったりしているとインスピレーションが湧いてくるのです。
それは不自由さの中に自由を感じるという不思議な感覚です。


定期的に開催しているワークショップでは、樹脂版を用いたレギュラークラスの他、金属活字や木活字を組む活字クラスがあります。
来年からスタートする、いろいろ木活字クラスでは、様々のデザインの木活字からインスピレーションを受けて作品づくりをします。



珍しいオーナメントも使えます。
















組み合わせて絵柄を作るのも楽しいです。
















活字から湧いてくるインスピレーションを一緒に刷り取ってみませんか。
















活版ワークショップ大阪
http://www.did.co.jp/nanikatsu/workshop/

2016年11月30日水曜日

木活字のカレンダー販売開始します

木活字で印刷した2017年の壁掛けカレンダーが完成しました。























こちらは祝日表記のない海外版です。日本版は、祝日を赤丸で表記しています(上の画像参照)。























手動式のプレスで1枚ずつ手刷りしています。















3色刷りなので、組版も刷りも時間がかかります。















日本の伝統的な和綴じで手製本しています。かがり糸には、活字組版を固定する際に使う解版糸に蜜蝋を塗布したものを使っています。

























表紙も木活字で刷っています。























・B4サイズ(257×364 mm)
・3色片面刷り
・木活字組版(曜日と罫線の一部は金属活字)
・和綴じ
・13枚(表紙含む)
※アンティークの木活字を用いているため、一部にカスレやムラがあります。

Prismショップにて販売中です




2016年11月29日火曜日

木活字の活版年賀状を3枚セットで販売中

Prismショップで販売中の木活字の年賀状3枚セットのデザインをご紹介します。

こちらは木活字で干支を表現しました。傾きや位置調整が複雑な多色刷りのため、一般売りを断念せざるを得なかったデザインですが、今回、数量限定品としてご用意いたしました。













使った活字はこちら。位置合わせの大変さがお判りいただけますでしょうか。









こちらはいろんな種類の活字をパズルのように組み合わせしたものです。













組み版はこんな感じです。全体のバランスをみながら活字の間に込め物を入れて間隔を調整しています。












こちらはシンプルに文字を中心に2色で印刷しました。
「ALL」の両脇には珍しいオーナメントをアクセントに配置しました。












「THE」だけ金属活字を使っています。










こちらも珍しいオーナメントを使って文字を中心に組んでみました。








文字の間に木や金属でできた薄い板を入れて文字間を調整しているのが見えますね。








4つのデザインからお好みの3枚を組み合わせをお選びいただくこともできます。













年賀状は少しだけという方におすすめです。
Prismショップ








お名入れは20枚から。干支のデザイン以外のお名入れのご注文は特設サイトにて承ります。
活版印刷年賀状2017







干支のデザインへのお名入れは数量限定にて承ります。












お名入れ込みの価格は他のデザインと同じで20枚11,880円~となります。
ご希望の枚数をお見積りフォームからお知らせください。
限定品のため、予定数量に達し次第受け付けを終了いたしますので、ご了承ください。


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