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オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、バーコ(盛上げ)、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。
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2012年2月14日火曜日

活版印刷?凸版印刷?レタープレス?

「活版印刷・レタープレスとは何か」を再定義することに関して、私はあまり関心がありません。

活版印刷が栄えた時代には、生産性向上を図る技術革新により紙型、ライノタイプ、モノタイプなど生産方式のバリエーションが産まれました。
また、欧米においては、大きな書体は木活字が好んで使われていました。
1文字づつ独立した金属活字を、手で文選し組版する事にはどれもあたりません。
これらは活版印刷・レタープレス?

活版印刷だけが産み出せる唯一のもの…これが私の最大の関心事です。
そして、それを実践するということです。

樹脂凸版や金属凸版を活版印刷に含めるかどうかの議論のなかで、活字愛好家たちが抵抗を感じる心情にも一定の理解はできます。
では、樹脂凸、金属凸は何と呼べば良いのかという事なのです。

凸版印刷? レタープレス?

一般的な定義にもとづけば凸版印刷ということになりましょうが、それでは実在する印刷会社と紛らわしくて馴染めません。
私個人の感情に限らず、恐らく世間一般的にも企業名としての認知率の方が高いことでしょう。
一方、レタープレス(LetterPress)と呼ぶアメリカでは、活字、樹脂凸、金属凸版を含めて用いられているようで、その点ではレタープレスと呼ぶ方が違和感が少ないです。
だからと言って安易に横文字に飛びつくというのも気が進まないのです…。
(アメリカでも「レタープレスとは何か」については議論が分かれるようです)

活版印刷機で刷るのだから活版印刷というのが私の自然な感覚。
ただし私は活字を使わない。(好きで集めた少量の金属活字と木活字はありますが…)
活字を使うとお客さまに誤解を与えるのは本意ではないので、活版(凸版)などと書いてみたり、活字は用いませんという事は明記しています。
活字で刷ると見せかけて凸版で刷るという行為は論外として、版式についてウソをつかないという前提で、広義の活版印刷という呼称が定着することを願う次第です。

私が活版印刷・レタープレスに興味を持ったきっかけの1つに、活版印刷機の多様性があります。
すなわち、活字、凸版による印刷だけでなく、エンボス、デボス(空押し)、筋入れ、ミシン、型抜き、箔押しなど様々な加工に対応できることです。(機種により対応できないものもあります)
また、リノカット(リノリウム)、木材、プラスチック・フォーム、紙、糸など、およそ凸状を形成できる素材であれば印刷版になるのも魅力の1つと感じています。
多様性は新しいものづくりに欠かせないエネルギーの1つだと思うのです。
時代と共に進化する活版印刷というスタイルがあっても良いのではないでしょうか。

なお、「活版印刷」と「凸版印刷」の違いについての詳細は、@eszett 氏のブログをご参照ください。
創手の戯言 @eszett
「活版印刷」と「凸版印刷」という語についてhttp://eszettdesign.blogspot.com/2012/02/blog-post.html

グルンパでプチプチを版にしたレインボー印刷実験

There are many debates about what KAPPAN printing actually is.
It is only the print by individual pieces of metal type?
or include polymer plate?
There is an essential experiential difference between setting type on a computer and setting it by hand.
But I find these discussions tedious because they do not address my main concern in printing.


(2012/4/28追記)
日本印刷年鑑1953年版(日本印刷工業会発行)の印刷用語集(P.344)によると、

【活版】
①活字組版、②活版印刷、③凸版印刷(広義)。

【活版印刷】
Gutenbergの発明、活版を用いた印刷、今では広く電気版、鉛版の印刷もふくめる。

とある。

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