たまたま見かけたyoutube(http://youtu.be/c_FYeKDPq00)でイベントを知り、ぜひ行ってみたくなったのです。
せっかくの機会なので出展してみることにしました。
LA在住のパートナーの協力を得てブースを出すことができました。
現地でお会いしたカリグラファーさんが写真を送ってくださいました。
会話を楽しんでいる絵になるはずですが・・・なに活は緊張して硬直しています(笑)。
「おおきに」と「ookini」の活字スタンプを持っていきました。
活字ハンコを初めて見る人ばかりで、みな興味津々でトライしていました。LAで「おおきに~」が流行るかもしれません(笑)。
何ポイントかと尋ねられ、5号をどう説明しようかと一瞬悩みました。
号とポイントの混在て合理的じゃないと思われたか、不思議そうな顔をされていました。
でも、一昔前のアメ車だってインチとミリのボルト&ナットが混在していた時期がありましたから、変革期の混乱はどこも似たようなものではないかと思った次第です。
パートナーにブースをお任せして、会場を巡ります。
まずはSwap meetの会場から。
シリンダープレスや断裁機をトラックに載せて出品していたJimは、印刷機の輸送を手掛けていて、なに活もVandercookを購入した際にお世話になりました。
レタープレスのイベントとは言え、フリマでシリンダープレスを売るというのだからスゴイ!
4,000$の値札がついていましたが、高騰気味のVandercookに比べると割安感があります。
Job Pressと呼ばれる大型のプラテン・プレスが勢ぞろい。
日本ではちょっと考えられない風景に大興奮です。
Proof Press(校正機)もたくさん出てました。
下のプレスは最初期の珍しいVandercookで、1909年から発売されたRockerと呼ばれるモデルです。岩をも砕く(Rock Crusher)というのがネーミングの由来とか。
下のプレスCHALLENGE PROOF PRESSは4,000$。
手フートもたくさんありました。
価格はどれも2,500$でした。
この他にも活字棚やファニチャのセットなど、機材がゴロゴロ出品されていました。
ここに来れば、明日にでもレタープレススタジオが始められそうです。
無造作に置かれたLINOTYPE。
言わずと知れた活字の自動鋳植機です。(活字を自動的に鋳造すると同時に植字も同時に行なう機械)
上部に母型庫をセットし、キーの入力で母型が1本づつ落下してきて手元に並びます。
1行いっぱいになると鋳込んで1行の塊り(スラッグ)になります。
鋳込み終わると自動で母型が戻る仕組みになっています。
新聞や雑誌の組版で活躍したそうです。
誰か買いませんか?
金属活字や木活字もたくさん出品されていました。
木活字は少しお高めだったのでパスしました。スクリプト体の金属活字の中古で気に入ったのがありましたので話を聞いてみます。
カーンドレターにも欠けはありませんでしたが、残念ながら不足した文字があったのでパス。
新品活字は種類によりますが意外にリーズナブルでした。
日本では入手困難な資材もいっぱい。
LINOTYPEの銘板は40$でした。
散々悩んでパスしたのですが、今になって買えば良かったと後悔。
LITOTYPEのMatrix(母型)をGET!
ネックレスとして売られていたのですが、加工していない物をいただきました。
レタープレスやタイポグラフィー関連の本もたくさんありました。
レタープレスのカードもたくさん買いましたが、紙モノ以外の戦利品はこんな感じです。
次は館内の展示を見に行きます。
つづく