つづいて館内に入ってみると、グーテンベルクの印刷機(レプリカ)が。
ご覧のとおり木製のプレスです。
実際に刷って見せてくれました。
レプリカとは言え、貴重なプレスで実演して見せてくれるのが嬉しいです。
インキングはローラーではなく、上部中央に見える2つのタンポで。
木製プレスの時代は長らく続き、金属製のプレスの登場は1800年前後まで待つ必要がありました。
凝った意匠が目を惹きますね。プレスを持つことが一種のステータスであった証なのでしょうか。
昔の印刷所にタイムスリップした気分です。
こちらのブースでは、レタープレスの歴史講座がありました
実際の鋳型を見ながら活字鋳造のお話を聞いているところです。
目の前で活字を鋳込むデモンストレーション。
会場のあちこちで講座が開かれています。
1800年代の貴重なプレスも実演して見せてくれます。
こちらは1800年代半ばのプルーフ・プレス(校正機)と活字。
このシリンダープレスのニックネームはGrasshopper(バッタ)。
シリンダーを動かす棒状の部品が、バッタの足に見えるからだそうです。
何やら見慣れぬプレスが。これもレタープレス?
1936年!!!のWebendorfer製4cオフ輪でした。
誇らしげな銘板ですな。
1856年に発明されたLowe Press。
円錐状のシリンダーがユニークです。
US Patents 15428 (1856年)
http://www.google.com/patents?id=OKBTAAAAEBAJ&pg=PA1&dq=ininventor:%22SAMUEL+W.+LOWE%22&source=gbs_selected_pages&cad=1#v=onepage&q&f=false
版、紙、圧盤の順にセットして、その上を円錐状のシリンダーを転がして圧を加えます。
ゆったりした組版部屋。
時を忘れて没頭したい…。
可愛いVandercookの校正機。
Vandercookの定番、「№4」も。
Vandercookも実演と体験刷りをしていました。
卓上の可愛い箔押し機。上部が活字の収納庫になっています。
ハイデルのシリンダープレスも実演中。
縦ミーレという珍しいシリンダープレス。
シリンダーと版が交互に上下します。
国産にもコピーモデルがあったそうですが、噂も聞きませんね。
国産のはあまり出来が良くなかったそうです。
倉庫にはまだまだたくさんのプレスたちが鎮座しています。
こちらのシリンダープレスはストップシリンダーかな?それとも2回転かな?
修理中?のKelsey5x3
つづく