オリエンテーションの後、まずは手フートの使い方の説明です。
レギュラークラスと既成デザインクラスでは樹脂版を使います。
製版体験は、洗い出しが終わった瞬間に毎回歓声が上がる人気のメニューです。
版のセットができたら、次にインキを選びます。
業務で使っている油性インキの他、水性インキもご用意しています。
多くの特色をご用意していますが、お好みの色を調色することもできます。
PANTONEのカラーチャートにレシピが載っていますので、初めての方でも気軽に特色練りを体験できます。
手フートはお一人に1台の割り当てですので、色替えや多色刷りも思う存分楽しめます。
樹脂版は、切り分けて多色刷りというバリエーションを楽しむことができます。
印刷を進めていくと、インキ量の他、紙の種類や印圧でも発色が変わることに皆さん驚かれます。
知識としてご存じの方でも、いざ自分で体験されると予想以上で驚いたという方が多いです。
印刷直後と乾燥後でも変化がありますので、色にこだわるときは乾燥後まで気が抜けません。
手フートの操作自体は大変シンプルですが、その奥深さにはまってしまう方も多く、今回もリピーターの方が参加されていました。
そして、ついにマイ・プレスの入手を決意されたそうです!!!
一通り刷ってみたあとは、応用編にチャレンジするのも楽しいです。
複数のインキでグラデーションを刷るレインボー印刷は、難しく考えないで試してみるのがおすすめです。
気の向くまま刷ってみる方が、お気に入りのものを刷れることが多い気がします。
多くは刷れませんが、手フートは他の印刷機とは異なる独特のグラデーションができるのが魅力です。
下のパターンの結果は最後の画像にて。
バーコ(盛り上げ)印刷や、(既成の版になりますが)箔押し、エンボス、角丸などの特殊加工も体験できます。
ムラやカスレを、そのプリントの個性として受け入れたいという方もおられれば、そうでない方もおられます。
個人で楽しむレタープレスは、商業印刷でいう標準印刷に従う必要はありません。
ご自身にとっての理想の印刷を追及してみてください。
判らないことや、アドバイスを求めたいときは、ナビゲーターの私たちにお任せください!
心に残るペーパーアイテムづくりを全力で応援させていただきます。
Happy Printing!!!
※次回3月22日(土)は満席です。
4月の開催日が決まり次第、参加者の募集を開始します。