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オールド活版印刷機でレタープレス、箔押し、エンボス、デボス、バーコ(盛上げ)、小口染めの印刷・加工をしている大阪の活版印刷所【なに活】です。
名刺、招待状、ステーショナリー、年賀状のカスタムプリンティング承ります。 ワークショップや、活版印刷機の時間貸しもしています。

大阪府公安委員会 第62113R030016号 株式会社大同印刷所

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2010年11月14日日曜日

活版を巡る休日

昨日、活版印刷に携わる方々が企画された活版エキスポ0(11/13・14)というイベントを見学してきました。展示作品、演出、会場の雰囲気のどれも素晴らしく、大変な盛況ぶりでした。
その後、近代活版印刷の祖と称せられる本木昌造氏の足跡を辿ってみました
わが国初の民間活版所である長崎の新町活版所に次いで「大阪活版所」(後の大阪活版製造所)を設けたり、高麗橋(架け替えられて現存しない)を設計したりするなど大阪との関わりが深く、石碑と銅像が建立されています。

「大阪活版所跡」石碑(大阪市中央区大手通2丁目4)
大阪市の中心部の歩道にポツンと佇んでいました。
ここが大阪の活版印刷のルーツなんですね。
何だか田舎のお墓参りに来たような気分です。
思わず手を合わせそうになりました。

(以下石碑文より引用)
明治3年3月 五代友厚の懇望を受けた本木昌造の設計により
この地に活版所が創設された
大阪の近代印刷はここに始まり
文化の向上に大きな役割を果たした
昭和49年3月 大阪市建立

「本木氏昌造爺記念碑(銅像)」
(四天王寺境内/大阪府大阪市天王寺区四天王寺1) 
帯刀したお姿は想像していたイメージとは違いました。
功績を称える記念碑の上に立つ銅像は戦時中に供出され、その後復元されたものだそうです。
「日本鋳造活字始祖」でしょうか?
遠くを見つめる先に未来の印刷はどのように映っているでしょうか。

※大阪活版所(大阪活版製造所)については、大阪印刷百年史(大阪印刷百年史刊行会編、昭和59年3月8日発行、非売品)に記載があります。明治、大正時代の印刷事情とともに大変興味深い内容です。ワークショップにご参加の方で、閲覧をご希望の方はお申し付けください。

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