10月5日に開催されたLA Printers Fairに参加するためです。
セールスパートナーのTimとブースを出店しました。
去年はとにかくガチガチに緊張していましたが、今年は少しリラックスして楽しめました。去年出会ったRachelleをはじめ、1年ぶりの人たちがブースに遊びに来てくれて再会を喜びあえたのも凄く嬉しかったです。
Rachelleはレタープレスや手すき紙に取り組むアーティストであり、先生でもあります。
昨年の別れ際、彼女と来年も来ると約束したので再会の喜びも格別でした。
Barbaraは去年同じ会場にいながら会えずじまいだったけど、ようやく挨拶できました。
彼女はVandercookをリビングのグランドピアノの隣に置いているんです。
また、彼女はコロタイプで刷った本を出版したことのあるGeraldを紹介してくれました。
Timにブースを任せてGeraldのブースに遊びに行きました。
レタープレスとコロタイプという共通点からとても楽しくお話しできました。
Barbaraから私のことを聞いていた彼は、コロタイプの実験や原色版(活版のフルカラー)の魚のカードを知っていてくれました。
魚のカードが欲しいと言ってくれたのですが、お客さんが絶えずブースを離れられないので彼の元にデリバリーしました。
ニュージーランドからこのフェアを見に来たという彼も原色版の魚のカードを気に入って買ってくれました。
日本での活版はどうだい?と気になっている様子。
ニュージーランドでもここ数年レタープレスが盛り上がってきているそうです。
日本が大好きという方も遊びに来てくれました。
活字ホルダーに組んでいた「ありがとう」という活字を難なく読んだのはびっくりしました。
手フートくんの人形はキッズの人気者でした。
ママが向かいのブースで話に夢中になっている間、ウチの手フートくんを見に来てくれた女の子がいました。「楽しんでいる?」と聞いたら、「楽しくない」だって。
話をしているうちに手フートくんのカードを気に入ってくれてママにおねだりしましたが、OKが出ず名残惜しそうに去っていきました。
今回はパンタパネルという折りたためるシートをカードの展示に使いました。
机に並べて置いた去年に比べ手に取って下さる方が増えたのと、コンパクトに収納できるのでとても良いアイテムです。
立てて使うこともできるし、オプションで便利なアタッチメントも用意されているので、フリマだけでなくPrismのディスプレーとしても活躍してくれそうです。
詳しくはこちらで。
Panto-panel
レタープレスの作品、活字や資材を並べるブースがたくさん出店しています。
新品の鉛活字のベンダーが昨年より1店増えていました。どこだろうと思って見てみると、少し前に新刻活字のプロジェクトの揉め事が元で実質活動休止になっていたところで、在庫のみの販売という感じでした。
木活字の良い物は早くに売れてしまいます。
LINOTYPEのオリジナルのType Drawings(書体の設計図)が売られていました。
ブースにあったのはELECTRA ITALICの11ptで、14×14インチサイズの一文字が$50でした。他に60以上の書体の各サイズがあるそうです。
買いそびれたので、フライヤーの写真だけです。
レタープレスなトラック
シルクスクリーンでTシャツのプリントもやってました。
屋内の展示は次回にて。
続きは「LA Printers Fair 2013 その2」へ
http://kappan.did.co.jp/2013/10/la-printers-fair-2013_20.html
昨年のレポートはこちら
LA Printers Fairに行ってきた(1)
http://kappan.did.co.jp/2012/10/la-printers-fair.html
LA Printers Fairに行ってきた(2)
http://kappan.did.co.jp/2012/10/la-printers-fair_22.html
LA Printers Fairに行ってきた(3)
http://kappan.did.co.jp/2012/12/la-printers-fair.html
Linotype (ライノタイプ)
1886年、Ottomar Mergenthaler (オットマー・マーゲンターラー, 1854-99)によって発明された欧文の自動鋳植機。
自動植鋳機とは、活字を自動的に鋳造すると同時に植字(組版)をも行う機械。
原稿に従ってキーボードを押すと、上部の母型庫から母型が1本づつ落下してきて並び、一行がいっぱいになると鋳型に送られ、一行分の文字が塊、slug(スラッグ)になって鋳込まれる。
鋳込みを終えた母型は、自動的に分類されて母型庫に戻る。
Line of type(一行の活字)という意味からLinotypeという名称が生れた。
鋳造能力は7,000~11,000字/時。
ボディから字面がはみ出たKerned letter(カーンドレター)は鋳込むことができない。
Linotype以前にも様々な自動植鋳機が考案されたものの、実用化には至らなかった。
鋳造してから植字をするという方法ではなく、植字してから鋳造するという方法が実用化に成功した一因とされる。
同様の機械に、Linotypeに改良を加えたIntertype(インタータイプ)がある。
訂正がある場合は一行単位で打ちかえる必要があるが、スピードが求められる新聞や雑誌を中心に導入が進んだ。
日本には1903年(明治36年)に印刷局に導入され、英字新聞社などに採用された。
今年の機材販売は屋内になっていました。
入りきらないプレスが屋外にも。
レタープレスプリンターにとっては夢のようなテーマパークのよう。
大量のライノタイプのスラッグが。
廃棄するなら頂戴!と叫びたくなります。
アンティークなレバープレスには値札が見当たらなかったけど売り物?
なに活のVandercookを運んでくれたJimは出店すると聞いていたけどいませんでした。
急な仕事が入ったのかな?屋内の展示は次回にて。
続きは「LA Printers Fair 2013 その2」へ
http://kappan.did.co.jp/2013/10/la-printers-fair-2013_20.html
昨年のレポートはこちら
LA Printers Fairに行ってきた(1)
http://kappan.did.co.jp/2012/10/la-printers-fair.html
LA Printers Fairに行ってきた(2)
http://kappan.did.co.jp/2012/10/la-printers-fair_22.html
LA Printers Fairに行ってきた(3)
http://kappan.did.co.jp/2012/12/la-printers-fair.html
Linotype (ライノタイプ)
1886年、Ottomar Mergenthaler (オットマー・マーゲンターラー, 1854-99)によって発明された欧文の自動鋳植機。
自動植鋳機とは、活字を自動的に鋳造すると同時に植字(組版)をも行う機械。
原稿に従ってキーボードを押すと、上部の母型庫から母型が1本づつ落下してきて並び、一行がいっぱいになると鋳型に送られ、一行分の文字が塊、slug(スラッグ)になって鋳込まれる。
鋳込みを終えた母型は、自動的に分類されて母型庫に戻る。
Line of type(一行の活字)という意味からLinotypeという名称が生れた。
鋳造能力は7,000~11,000字/時。
ボディから字面がはみ出たKerned letter(カーンドレター)は鋳込むことができない。
Linotype以前にも様々な自動植鋳機が考案されたものの、実用化には至らなかった。
鋳造してから植字をするという方法ではなく、植字してから鋳造するという方法が実用化に成功した一因とされる。
同様の機械に、Linotypeに改良を加えたIntertype(インタータイプ)がある。
訂正がある場合は一行単位で打ちかえる必要があるが、スピードが求められる新聞や雑誌を中心に導入が進んだ。
日本には1903年(明治36年)に印刷局に導入され、英字新聞社などに採用された。